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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年10月号

編集後記

グラビアの「やまどり」の中嶌施設長は大学の同級生。会えばいつもふざけた話で笑わせてくれる。在学中に養護学校の芋掘りの実習に参加してからの縁がここまで続いてきた。施設運営に関しては同級生に2人先達がいる。それぞれのスタンスも違っているが、花巻市、福生市で事業経営している。資金作り、土地の確保、法人の取得等、何年にもわたる闘いは大変だったはずなのに、誰からもそんな愚痴めいた話は聞いていない。貧乏学生だったけれど秘めたエネルギーはあふれんばかりだったのだ。病で先に逝ってしまったMさんのお墓には「夢」の1文字、突き進む情熱が周りの人を取り込み、夢が実現したんだよね、事業体系移行を乗り切りちゃんと後を継いでくれていますよ。(S)


特集で就職活動に関する4人の方の体験を紹介していただいた。学生生活の中の経験や人との出会いが将来の職業につながることが多い。今年の夏、見に行った写真展は写真とともに被写体である本人に行ったアンケートの回答が一緒に展示されていた。その中で印象的だったのは、現在、ろう学校の教師をしている青年のこと。難聴で高等部まで自分の障害を受け入れられず、大学に入ってからいろんな人たちとの交流を通して障害を受け入れられるようになり、将来は教師になろうと決めたという。若手の人材育成の必要性などもびっしり書かれていて、気持ちが伝わってくる文章だった。機会あったら、話をしてみたいと思う。(K)