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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年1月号

編集後記

昨年のご厚情に感謝し、本年もどうぞよろしくお願いいたします。2013年の表紙は日高和俊さんの作品。日高さんは鹿児島の南九州病院に入院しながら20年以上絵を描き続けている。日高さんの作品を評価し折に触れて紹介されてきた福永院長先生の言葉を借りれば、筋ジスでも一番重度のデュシェンヌ型で43歳、寝たきりで人口呼吸器を付けながらほんのかすかに動く右手親指1ミリの世界で、生きがいは延命に、の言葉どおり奇跡の生を生きている。絵筆が持てた頃は水彩画を描いていたが、今はCGで主に花を題材に色鮮やかで温もりのある作品を描いている。過去に桜島CGコンテストで特選になり、短歌も作り歌集もだしている。1年間楽しみにしてください。(S)


アートビリティの登録作家とグラフィックデザイナーとのコラボレーション。Artbility meets 10 designersのことを「列島縦断」のコーナーで紹介していただいた。展示されているポスターを見て「作品がうれしがっている!」という印象を受けた。そう感じたのは、デザインの力で作品の魅力がより引き出されたからではないかと思う。デザイナーと作品が出合うことによって、1+1=2ではなく、もっと大きな力や魅力が生まれることを実感した。アートに限らず、他分野との協働(共同)はさまざまなところで行われている。今年はもっとアンテナを伸ばして紹介していきたいと思う。(K)