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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年2月号

編集後記

「笑い」にとどまらない障害と福の神を、江戸時代の互助・共生の協同社会の側面から論じた春兆先生。本文で「イザナギとイザナミの子どもヒルコは重度のCP?で、福の神エビスに甦る」とあれば、春兆先生企画の「ゑびす曼陀羅」を紹介しなくてはならない。日本の創成期から科学技術の時代まで障害者が辿ってきた歴史を取り上げた障害者・文化史絵巻である。文学の発祥とされる語り部や「平家物語」の琵琶法師をはじめとする多くの障害者が、芸能音楽の主流を形成し続け、日本の文化に大きな功績を残してきた史実が交響詩曲(絵と詞と音楽)付きDVDとなっている(34分)。問い合わせはJD事務局まで(電話03-5287-2346、office@jdnet.gr.jp、1枚3000円+送料)。(S)


今月号の特集は、「障害を笑いに変える」。中原さんが作った映像を見た。クスリと笑えるユーモアのある作品は、見ていて楽しい。出演している人たちをはじめ、映像づくりに関わっているメインストリーム協会スタッフの人たちも楽しんで作っていることが伝わってくる。私のお気に入りは、「メインストリーム協会・釣り部」。面白いだけではなくて、活動もアピールしています。と、私が書くよりも、実際に見てもらった方が分かってもらえると思います(メインストリーム協会HPから見られます)。それはバリバラや障害者プロレス、お笑いなどにも言えることで、機会があったらぜひ見て楽しんでください。(K)