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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年4月号

編集後記

ロボットスーツHAL®の開発者山海嘉之教授に2006年、筑波大学でインタビューさせて頂いた(8月号「夢と現実をつなぐテクノロジー」)。HAL発表後、欧米で高く評価されオランダやカナダに事務所が設立される時で、印象は芸術家を思わせる風貌で柔和な笑顔、雰囲気、語り口に理系学者のイメージを一変させられた。当時からリハビリ等医療福祉、重作業支援、災害レスキュー分野での活躍が期待されていたが、昨年、福島原発での過酷な環境下での有人作業に災害対策用HALが公開されたという記事を読んだ。山海先生曰く「人に役立ってこそ科学技術。夢と情熱、そして人を思いやるところがないとテクノロジーが人間の中で生き続けることは難しい」。先生の哲学は変わらない。(S)


「手輪るサロン」交流イベントの日は、準備の時間からうかがいました。ホワイトボードにイベントの案内を書く人、遊びやゲームに詳しい方は保育士さんをやっていたそうです。手話通訳をしているのは、手話通訳士の資格を持っている方とか…。メンバーのママたちがいろんな特技(?)の持ち主であることに驚きました。意見交換の場では子育てや地域の情報などが飛び交い、あっという間にイベントが終了し、ママたちのパワーを感じました。将来は、地域の中のいろいろな団体とつながり、みんなが集える場所を作りたいという長野さん。これからどのように活動が広がっていくのでしょうか。楽しみです。(K)