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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年12月号

編集後記

マイケル・ウィンター氏を偲ぶ会(10月31日)に合わせて淳子夫人も帰国し、私も久々の再会となり同郷(福島)の好(よしみ)もあって友人らと話が弾んだ。翌11月1日は、春兆先生の「米寿と「蟹の足音」連載200回を祝う会」。ちゃんちゃんこ、大黒頭巾、膝掛けの全身黄金色の衣装をまとった姿は出席者に満面の笑みをもたらし、和やかな会となった。「当分頑張る」の発言に会場からは大きな拍手が沸き起こった。毎年夏に、日本肢体不自由教育研究大会が開かれる。今年は第37回、特別講演の演題がハンドサッカーだった。重度障害の娘さんを持つ方が「うちの子にスポーツなんて無理と思っていたけどできたんですよ」と、在学中を懐かしがっていた。ハンドサッカーの魅力が知られ全国に広まってほしい。(S)


「情報アクセシビリティ・フォーラム」が開催され、聴覚障害者の情報アクセシビリティに関するパネルディスカッションや講演、展示などが行われた。「電話リレーサービスの普及と定着」をテーマにした国際ワークショップでは、海外の取り組み状況が報告された。日本の状況はというと、まだまだのようだ。現在、電話リレーサービスのモニターをしているという友人は、相手の意見を聞きながら話を進めていくことができるし、問い合わせればすぐに回答がもらえるなど、実際に使ってみてその便利さに驚いているという。多くの人たちがその便利さを実感してそれを伝えていくことが、現状の改善につながるのではないかと思う。(K)