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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2014年10月号

編集後記

岡本さんに書いていただいた「文化史」のタイプアートは、自分も関わっていた時期があるので懐かしさだけでなく当時の感動も一緒に甦ってきた。障害者年の頃だと思うが、絵画の審査委員には安野光雅氏が、記憶が曖昧で名を紹介できないのが残念だが著名なグラフィックデザイナーがタイプアートの審査をしてくださった。表彰式の子ども達の表情は何とも感動ものだった。家族や関係者と喜ぶ姿を間近にみて仕事のやりがいを感じたものだ。文学でも絵画でも書でも音楽でも何でもいい。本人が楽しくて仕方ないと思える創作活動が在宅でも学校でも施設でも病院でも支援できたならどんなにすばらしいだろう。「からふる」の子どもたちの真剣な目と笑顔のように。(S)


森敦史さんが使っている50音ボードは、触手話や指点字ができない人とも会話ができるというもの。この他、コミュニケーション用カードやブレイルセンスのことを紹介してくれました。これらを利用すれば、気軽にコミュニケーションがとれます。森さんのことは彼が中学生の時、グラビアで紹介しました。その時は、携帯をブレイルメモにつなげてメールをしていたことを覚えています。あれから8年が経ち、現在は大学で社会福祉を学ぶ学生。活動の幅が広がるにつれてコミュニケーションツールも増えているように思います。今回、メールでやりとりをしましたが、しっかりした対応で頼もしく感じました。(K)