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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2015年9月号

編集後記

旧盆が終わり、朝夕に涼しさを感じるとあの暑さも熱帯夜も一変に忘れ去ってしまいそうになる。けれど戦後70年の今年の夏は記憶しておきたい。今号の小林恵子さん(フォーラム2015)の原稿は、家族会として母親としての切実な思いが字間行間から痛いほど伝わってきた。外国の例をあげ防げ得る事故の手立てを例示している。ぜひとも真摯に対応していただきたいと願うばかりだ。小林さんには家族会結成の2011年にも執筆していただいた。「文化史」の田原強さんは私の元同僚である。当時すでにJASCを立ち上げて奔走していたのを懐かしく思い出す。そのJASCが結成40周年、何とすばらしいことだろう。継続は力なり、田原さんにとってはまさに「生きる力なり!」である。(S)


杉本聖奈さんは電車大好き女子。一番好きな電車は東急1000系でカジュアルな女の子のイメージ、京急1500形はイケメンといいます。聖奈さんにとって電車は人と同じだそうです。そういう捉え方があるのかと「カジュアルな女の子ってどんな顔?」などなど、話がはずみました。仙台の多夢多夢舎中山工房の仲間たちのこだわりや集中力。こういった一人ひとりの視点が魅力ある作品を生み出しているのだと思います。そして、人とつながることで作品の魅力が何倍にもアップします。作品がコミュニケーションのきっかけになって生まれた新しい「人のつながり」が広がっていくことを期待しています。(K)