「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2015年9月号
(第35巻 通巻410号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【9月号の特集】
障害者権利条約:政府報告への提言
昨年1月、日本は障害者権利条約を批准した。権利条約の締約国は条約に基づく義務の履行状況に関する包括的な報告を行うことになっており、わが国の第1回の政府報告の提出は、来年2月である。
現在、報告内容のとりまとめ作業が進められている。また、政府報告とは別に、NGOなど市民社会が作成するパラレルレポートも審査の際に重視され、障害者権利委員会でもその提出を推奨している。
特集では、前国連障害者権利委員会委員長のロン・マッカラム氏からのメッセージをはじめ、すでに政府報告を提出した韓国の取り組みのほか、政府報告作成にあたって希望すること、またパラレルレポートはどのように作成されるべきかなど、JDF構成団体の方々からご意見をいただく。
- 【グラビア】
- 幸せのシーン
写真・文:橋本和典
- 幸せのシーン
- 【時代を読む】
- サリドマイド事件
佐藤嗣道
- サリドマイド事件
- 【特集】 障害者権利条約:政府報告への提言
- 障害者権利条約に基づく政府及びパラレル報告で求められること
ロン・マッカラム - 韓国における政府報告書、国家人権委員会ならびにNGOレポート
崔栄繁 - 政府報告書及びパラレルレポートに向けて
阿部一彦 - パラレルレポートで守るべきものとは
松本正志 - 障害者権利条約の力を生かそう
日本障害者協議会(JD)の取り組みから
増田一世 - 正直な報告
佐藤聡 - パラレルレポートをどう作るか
田中正博 - 政府報告書への期待、私たちの課題
大濱眞 - 全国精神保健福祉会連合会からの意見
本條義和 - 条約履行における当事者団体の役割
―全難聴として
新谷友良 - 政府報告及びパラレル報告作成に向けて
松井亮輔 - 障害者権利条約パラレルレポートは
山本眞理 - 盲ろうを意識した政府報告書・パラレルレポートを
庵悟 - 参考資料 障害者権利条約第1回政府報告の留意点及び骨子
- 障害者権利条約に基づく政府及びパラレル報告で求められること
- 【1000字提言】
- 精神科医の“年の功”
香山リカ - 車いすで広げよう!!(3)
~あなたは何を広げますか?~
杉本昌子
- 精神科医の“年の功”
- 【文学やアートにおける日本の文化史】
- 【障害者権利条約「言葉」考】
- 「国内における監視」
石川准
- 「国内における監視」
- 【3・11復興に向かって私たちは、今】
- 震災から4年の歩み
~私を繋いできたもの~
小山賢一
- 震災から4年の歩み
- 【フォーラム2015】
- 【列島縦断ネットワーキング】
- 〈宮城〉魅力を生かして、とびだせ!ど・dot
~多夢多夢舎ものがたり~
坂部認 - 〈滋賀〉土と身体性
―今、触ることとは:コミュニケーションツールとしての触覚・土
世界にひとつの宝物づくり実行委員会 - 〈京都〉地域社会で生きる主体としての人間性の回復のために
―いこいの場ほっとハウスの年を振り返る―
棚谷直巳 - 〈佐賀〉難病サポーターズクラブJAPANの活動
下田寛
- 〈宮城〉魅力を生かして、とびだせ!ど・dot
- 【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●人工呼吸器は車椅子の座面下に搭載、他●
提案者:岡本千春 イラスト:はんだみちこ
- 実用編●人工呼吸器は車椅子の座面下に搭載、他●