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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年2月号

編集後記

特集の「家族からの意見」はどれも納得、考えさせられる記事だが、堀場さんの「介護支援コンシェルジュがあったなら」には深く共感してしまった。そうそうと、過去の自分に起きた出来事を思い出して辛くもなった。最近目にすることの多いコンシェルジュだが、専門知識も必要で難しいかもしれないが、一番必要な分野ではないだろうか。諸々の手続きだけでも精一杯。身体は一つでできることは限られる。どこにどういう相談をしていいか、今、最適の事がみえない…。役所でもワンストップサービスを掲げ、福祉の手続きなど1か所で済むような窓口もある。できたら、相談のみならず介護用品の貸し出しなども同時にできたらどんなに助かっただろうと10年前を振り返っている。(S)


水村英喜さんのジオラマを初めて見たのは、作品集「SIGNALED ORCHESTRA」。不思議な魅力のある作品(北仙台駅)でした。残念ながらこの作品の一部は現在制作中の作品に移築されてしまったので、作品集でしか見ることができません。「作品の一部を移築した」と聞いた時は驚きましたが、英喜さんにとっては、前の作品は一区切りついて、新しくイメージした街を一つ一つ形にしていくことに集中しているようです。制作中の作品は前の作品と雰囲気が違います。接着剤を利用して作られた電線がありません。地中に埋められたのでないということです。街が進化していました。どんな街が誕生するのか、楽しみです。(K)