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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年5月号

編集後記

「闇の中からかすかな光を探し、その情景を爆発的に表現させなくてはならない。赤い光が生きているでしょ、これが撮りたかったんです」と会心の一枚をトップに推した。カメラが趣味でいい写真を撮っていると、元団員の関根さんを紹介してくれたのは東京応援団のS氏だ。一度も健常者に憧れたことはないが、今回初めて思った。動き回れればもっといい写真が撮れたのに、と悔しさを口にした。でも、どうだろう。無心でシャッターを切った偶然とも奇跡とも言える写真達という関根さんの言葉に私も納得だ。4頁で紹介できたのは約1時間半の舞台の一部。想像力を駆使して出演者の身体の鼓動を感じてほしい。私が観た公演日には、作家・田口ランディさんとのトークショーもあった。(S)


熊本地震で被災された障害のある人やその家族の人たちの安否が分かって安心する一方で、厳しい避難生活を送っていることが伝わってきます。3月号の特集で災害関係の特集をしました。「当事者からの提案」では、避難所(避難生活)について取り上げる方が多くいました。それだけ課題があるといえます。すべての人が安心して避難生活を送れることを実現させなくてはならないと改めて感じます。今月号の特集は「CSRと障害者支援Part2」。前回は2010年7月号で取り上げました。事例を紹介しましたが、支援する、支援されるという関係ではなく、共にプロジェクトを進めていくという活動が広がっているように思います。(K)