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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年12月号

編集後記

11月22日の福島県沖を震源とする震度5弱の地震と最大で1.4mの津波到来、そして24日の11月としては54年ぶりという関東地方の初雪観測、が直近の2大ニュースだろうか。22日の長い揺れにまだ布団にいた私は飛び起きた。故郷の福島を案ずるメールを友人等からいただいた。24日の朝、自宅のブロック塀にはすでに2センチ程は積もり、夜になってもまだ車のフロントガラスは雪に覆われていた。12月号恒例企画の「私が選んだ今年の5大ニュース」。相模原のやまゆり園殺傷事件をほとんどの方があげておられるが、いろいろな問題をあぶり出したようなこの事件の重さ深さを改めて考える。「障害者を締め出す社会は弱くて脆い社会である」(勝又和夫、本誌2010年1月号から)を再掲。(S)


2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本全体のハード面・ソフト面のバリアフリー化を促進するために設置されたユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議。「中間とりまとめ」の「前提となる考え方」の一つに、障害者権利条約の理念を踏まえて、すべての人々が障害のある人に対する差別を行なわないように徹底していくことが必須であることが入っています。障害者権利条約を批准し、障差別解消法が施行された中で、まちづくりやものづくり、人の考え方などを変える絶好のチャンスだといえます。障害当事者や関係者の働きかけもとても重要になってくると思います。(K)