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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2017年11月号

編集後記

友人の20代後半の長男は、小・中・高と、普通学校に通ったが、コミュニケーションがうまくとれずに、友達と呼べる人ができない、できても長続きしない、ということを聞いていた。支援が必要かもしれないから相談にいくことをアドバイスしたが、手帳を取得したのは、成人になってからだった。家庭の事情があったと思うが、もう少し早く相談機関等につながっていたらという思いは残ってしまう。今、支援者と就労に向けて頑張っているが、まだ本人の希望するような仕事にはつけていない。厳しい現実と向き合いながら、本人のみならず、家族も諦めずに頑張っている姿をみると、何とか続けられるような仕事に早く出合ってほしいと願うばかりである。今号を送ろうと思う。(S)


初めて神原さんのパフォーマンスを見た時、すっと伸びた腕の長さと力強さが印象的で、何か見る人をひきつけるものを感じました。今回、取材で訪れたイベント会場。お客さんが神原さんたちのパフォーマンスに集中していることが伝わってきました。同時に、パフォーマンスの様子をスマホで撮っていた人が何人かいましたが、徐々にその人数が増えていくという現象が起きていました。11月のイベントで、新しい作品を発表するといっていました。どんな内容なのか楽しみです。特集では、発達障害の当事者や家族の方々の率直なご意見を聞くことができました。家族の支援の大切さも改めて感じました。(K)