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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2018年2月号

編集後記

昨年の10月、立川に知人と映画を見に行った時に、デパートで林航平君の粘土制作展をやっているから一緒に見ませんか?と誘われた。入り口横のスペースに人だかりができていて近寄ってみると、航平君の魔法の指先?からあっという間に作品が次々と生まれ圧倒されて声もでなかった。「失敗することはないんですか」と意地悪な質問をしたら、にこっと「あります」と答えてくれた。立川アールブリュット展の開催中だった。航平君の創り出す作品の数々はどれも愛らしい、愛しい、という表現がぴったりだ。航平君自身「マイベイビー」と呼ぶのが納得できる。これからも航平ワールドを広げて愛を伝えていってほしい。応援しています!私の最後の編集後記になりました。ありがとうございました。(S)


2006年8月号の特集「夢と現実をつなぐテクノロジー」の時、企画の一つで「夢が実現、10年後の私」というテーマで障害当事者の方々からご意見をいただいた。自動運転の車での旅行や携帯電話やパソコンを使った遠隔操作、コミュニケーション支援のことなど夢を語っていただいた。あれから12年が経ち、100%ではないけれど、実現していることも多い。今回の特集でも当事者の方々に5年後、10年後、どのような暮らしをしているか期待することや課題などをまとめていただいた。現在開発中の支援機器のことなども紹介していただいたが、これまでの10年より実現していることはもっと多くなっているように思う。(K)