心理 行動療法の基本的概念

心理

行動療法の基本的概念

障害を有した女子青年に関する一実験

Basic Concepts of Behavior Therapy An Experiment Involving Disturbed Adolescent Girls

Ruth D.Jodrell* and Robert Sanson-Fisher*

高山佳子**

 本論文は行動療法の基本的な原則とそのアプローチについて若干要約することを試みている。行動療法について、作業療法士たちは多くの実際場面でこれを用いることが有用だと考えている。ここでは、障害を有した女子青年に対する、ある治療ユニット内での行動の変容アプローチの実験的な適用を述べることで、若干の要約をしよう。従順さと社会的あいさつという二つの社会的スキルが本論文では取り扱われる。このようなスキルは最近の研究において、社会的にうまく適応していくために必要である「パフォーマンス残存スキル」に分類される多くの行動の中の二つである。

 

 施設治療において、最も効果的で新しいアプローチの一つはパブロフとスキナーの実験的研究に基づいた行動療法である。これは患者の内的な状態よりも、むしろ彼と環境に対する彼の相互作用や行動一覧に中心を置いているので、これはとりわけ理学療法士の仕事にかかわりをもっている。ある人間の行動の目録は環境的な強化及び罰の所産であると考えられる。このアプローチの一つの利点は、セラピーの目的が達成されることを確実にするために、統制した実験手続きにその重点があることである。

基本的原則

 行動療法のテクニックをうまく用いるために三つのサブステップがある。すなわち、目標行動の選択と定義、目標行動に影響を及ぼしている環境的要因の観察と測定、ならびに調整である。

目標行動の選択と定義

 患者の治療を始める前に、セラピストとこれに関与する人々は、セラピーの目的について統一した決定をしておかなければならない。目的もしくは目標行動は、通学を改善することであったり、積極的な会話を促すことであったり、あるいは精神病院の入院期間であったりする。目標行動を選択するときには以下の原則を用いなければならない。

 (a) これに関与する全員にその目的をはっきりと理解させるために、行動上の用語で目標行動を表すべきである。そうでなければ、その結果生じたあいまいさが調整の失敗を起こすだろう。

 (b) 目標行動を選択する際に、成功の近似性という概念を用いよ。クライエントはすぐには最終目的に到達するとは考えられないが、しかしそのかわり長期間にわたって改善されていくと考えられる。たとえば、習慣的なずる休みの問題では、まず理学療法士は週に1日、次には2日、その次には3日というふうに通学するよう求める。そして最終的には毎日学校へ行くようになると考えているのである。この踏み石的なアプローチは、クライエントが自分はうまく改善できるのだということによって勇気づけられるということを確実にする努力の中で用いられる。

 (c) できればいつでも肯定的な用語で目標を表すべきである。そうすることで受容的行動を促し、またどのような行動が求められているのかということを、クライエントにもっとはっきり理解させることができよう。

 (d) エイロンとアズリンが述べている関連性の法則を用いるべきである。簡単に言うと、この法則では、調整後も強化されつづける行動だけを数えなけれなならないということが示されている。社会の中で仕事をやっていくことに障害がある患者に対しては、ちょうめんさや社会的スキルといった彼の特異な問題を明らかにし、彼が社会に投げ出されたときに、彼の環境に確実に適応していくことができるように、変容されるのである。

 (e) 患者により多くの学習の機会を増すような行動を教えることは、関連性の法則の拡大である。通勤は一時的な目標行動であるかもしれない。なぜならこれが達成されると、クライエントは広範な社会的活動―たとえばソーシャル・クラブ―に参加するために、さらに多くの機会をもつようになるだろうから。

環境的要因の観察と測定

 データがはっきりと調整が必要であることを示しているという主張では、望ましい結果は行動療法の基本的な教義であるということである。スキナーによれば、行動の基本的なデータは行動の頻度もしくは割合である。何らかの治療調整の効果の証拠を得るためには、肯定的な行動の増加とそれに応じて否定的な行動の減少を調べることが必要である。本研究では、従順さと社会的あいさつという行動の頻度が、スタッフの評価者によって記録された。彼らは同一行動を同時に見て85%の一致をみるまで、先に述べた規準について訓練されている。

 従順さと社会的あいさつをチェックするために、本研究の被験者に多くの教示と様々な社会的あいさつが与えられた。そしてスタッフは定義に従ってそれらの反応を評価した。調整を行わずにまず基線が記録された。そしてこの非治療的な段段と治療的な段階との比較によって、用いられる治療方法の効果の指標が与えられた。もしこのような方法が治療の中で日常的なことになれば、非機能的でおそらく有害な実際の行動はより効果的なテクニックで取り換えられよう。

 頻度のデータ記録に加えて、環境を観察することが必要である。たとえばもし被験者が従順でなければ、これが何回生起するか頻度を記録する。次に被験者が従順でないときに起こる現象を見つけて記録することが必要である。たとえば、もしセラピストが不適切な不従順さに対して報酬を与えると、このような行動の頻度は増加するだろう。そしてこのような場合には不適切な行動は保持されつづけるのである。

新しい行動の確立のためのテクニック

 目標行動が学習されていない場合には、援助することでその行動を確立することができる。主な四つの援助の形態があって、個人に新しい、あるいは低頻度の行動を形成することを教えるためのものである。

 〈環境の構造化〉環境は反応選択を限定するために構造化される。本研究では、セラピストは、たとえば「その本を取りあげなさい」というような教示を与えた。そしてセラピストに被験者が机上に1冊の本だけを置くことで教示に従うよう援助した。このように誤った本を取るという機会を限定したのである。セラピストはまた、正しくない選択物はあまり目立つようにしなかった。たとえば、セラピストは他のすべての本を戸だなにかたづけるとか目に見えないようにした。

 〈身体的〉援助の第2形態は身体的な援助である。これは個人が正しく反応するように、身体的に指導することに関係している。本研究ではセラピストは被験者の手をとったり、被験者がそれらを反復するように、被験者の指で定義を数えたりすることによって、被験者を身体的に援助した。もしセラピストが被験者に目と目の交流を教えようと思うなら、目のまわりに触れるとか、被験者の頭をセラピストの方に向けるとよい。

 〈言語的〉援助の第3の形態は言語的な援助である。本研究で「教示に従うこと」を教えるときに広く用いた。被験者は言語的に従うことが求められ、セラピストは「あなたはほかに何か言うことないですか」とか、被験者に答えはじめるときには「はい、○○さん」と言うことによりこの行動を援助した。

 〈モデリング〉モデリングは新しい行動を教えるために用いられるもう一つの方法である。たとえば、別の被験者がセラピストに適切にあいさつして強化をうけているのを、もうひとりの被験者が見れば、この被験者は同じような正しい行動を行うだろう。もしこのようにしたとすれば、この被験者は正しい行動をモデリングしたことになる。

強化システム

 目標行動がいったん確立されたら、すぐに、選択された行動を保持し形成するために用いられる強化因子、もしくは報酬を決める必要がある。もっとも普通に用いられる強化因子の操作的な定義は、「ある事柄に従った際に、そのことが反復されるだろうということの可能性を増加するところのもの」である。バーンブラウアー(Birnbtauer)らは、効果的な強化因子の選択、確率及び保持に有益な五つの方法を検討している。

 クライエントは何が好きなのか、あるいは何を欲しているのかと尋ねられる。費用がかさむとか道徳的でないとかのために禁じられている強化因子を避けるために、クライエントは適切な対象物や事柄が書かれたリストから強化因子を選択するよう求められる。このようなリストを一般的に「強化メニュー」という。

 エイロン(Ayllon)とアズリン(Azrin )は「行動規則の可能性」として、強化因子を確立するもう一つの方法を述べている。セラピストは機会があるときに、個人はどのようなことをするのか観察することができる。そこで非常に頻度の高い活動が強化因子として役立つだろう。

 もう一つの可能性のある強化因子の選択方法は、他人によって肯定的に評価されている対象物や事柄を用いることである。

 強化因子を確立する最後の方法はトークンとか点数を用いることであって、本研究で用いたのはこのテクニックである。このシステムは、条件づけられた強化因子としてのトークンを確立することに基づいている。これは刺激―反応結合の基礎のもとに与えられて、クライエントはこれを広範な補助強化因子と交換することができる。

強化の適用

 ひとたび効果的な強化因子が確立された場合、セラピーをうまく継続させていこうとするのなら、以下のような施行原則が有益である。

 1. クライエントが望ましい行動を示したら、できるだけ速く強化因子を与えること。本実験では、被験者が目と目の交流をかわしたらすぐに点数が与えられる。もしこれがなされなければ、目標行動以外の行動が一時的に強化因子と結合してしまうかも知れない。このような他の行動は、いつも望ましい行動であったり、適切な行動であるというわけではない。その上強化因子と一時的に結びつくために、このような行動の再起の可能性が増す。望んだ行動の生起後明らかに十分速く強化因子が与えられないような場合がある。このような場合には、会話を通して、強化と先に示された行動とを結びつけるために言語的媒介を用いることができる。

 2. セラピーの初期段階では、連続的に、また重みをつけて強化因子を与えること。ひとたび行動が確立されると、強化因子は間歇スケジュールに移り、社会的賞賛や是認のような自然な強化因子にとってかえることができる。自然な強化因子も用いることは、もし目標行動を治療終了後も保持しようとするのなら、成功的なプログラムにおける一つの批評的要因である。

 3. できればいつでも与えられる強化因子は、望んだ行動ができたとき以外は手に入りやすいものであるべきではない。

 以上の原則のすべては本実験で用いられた調整方法に適用された。

枠組

 本研究は西オーストラリアにあるナイアンディ(Nyandi)で行われた。ここは障害を有した女子青年のための治療と研究の一単位であって、20ベッドの最大限の保護単位と10ベッドの開放小屋をそなえている。ここの少女たちは州が保護しており、精神病もしくは犯罪という観点から、他のセンターや地域社会で治療するには、余りにも難しいと診断された少女たちである。フィリップス(Phillips)らのトークン・システムを変容したかたちのものが両方の保護単位で用いられた。少女たちは、社会にうまく適応していくために必要だと判断された広範な社会的達成行動に対して点数をもらった。トークン・エコノミーの目的の一つは、現実に接近することであるので、少女たちはもらった点数を、洋服とか食物といった個人的な要求物を含んでいる広範な補助強化因子をもらうのに使用するのであった。

選択された目標行動

 本研究では、この論文の第1節で概観されたすべての規則が、目標行動つまり従順さと社会的あいさつを選択し決定する際に適用された。どの被験者も受容的な社会的あいさつをするとか、従順になることが満足にはできないことを示す証拠があった。この両方のスキルは学校や職場や家庭でうまく適応していくためには必要なものである。さらに、このようなスキル、特に従順さは、明らかに少女たちがより多く学習するための機会を強めるものである。サンソン‐フィッシャー(Sanson‐fisher )とサウンダース(Saunders)の最近の研究では、スキルの欠如は非犯罪者に比べて犯罪者に高いことが見い出されている。読んだり、電話をかけたり、時間を言えたり、市民権について知っていたりするこのようなスキルは「パーフォーマンス残存スキル」と言われている。社会生活に対処していく能力について比較したところ、この二つの標本間で差異を生ずる傾向があったのは、これらのスキルについてであった。本実験で用いられた定義は継続近接法を許しており、積極的援助を与えてあらゆる目標行動を明瞭に理解させるために、肯定的な用語で表された。

 従順さ 〈目と目の交流〉患者は命令もしくは意図された課題を与えている人を見てから教示の問題に従う。〈言語的従順さ〉たとえば「はい、ルースさん」と言うことで、患者は明らかに自分は教示を認めてそれを受け入れるということを述べる。〈実際の従順さ〉これは3秒間以内に生じることが期待される。ウィルブレイ(Wilbrey)とサンソン‐フィッシャーによる研究のデータは教育者はこの時間終了の終わりまで従わなかった少女にはあまり寛大ではないということを示している。少女はまた怒りや反抗を見せないことが期待された。

 社会的あいさつ 〈目と目の交流〉少女はあいさつするとき目と目の交流をし、できればほほえむように要求された。また「こんにちは」とか「ごきげんいかがですか」とかいう若干の受容的な言語表現をすることも要求された。〈正しい名前の使用〉不幸なことに少女たちは他の施設のスタッフたちを「ミス」とか「サー」で呼ぶことを教えられてきたが、ナイアンディで開発された消費者評価尺度に基づいた反応測定では、地域社会の成員は一般的にこのような名称に賛成していないということを示した。それ故にここでは少女たちは、たとえばルースとかミス・ブラウンとかミスター・スミスというようにクリスチャンネームとか苗字でスタッフを呼ぶよう努力がなされた。

教育的相互作用

 本研究で用いられた訓練はフィリップス、フィクセン(Fixsen)及びウォルフ(Wolf)の研究に基づいており、さらに不適切な行動を矯正するための4段階を提案しているサンソン‐フィッシャーとインチ(Inch)によって検討されたものである。

 1.〈適切な行動の記述〉 目標行動の節の定義に従って、生起することが期待される行動を略述する。たとえば、言葉で感謝することがうまくやれないような場合には、セラピストは適切な感謝はどうやるのか例で示した。

 2.〈適切な行動のための理論〉 訓練のための理由が説明された。たとえば、他人の正確な名前の使用はその人に対する尊敬を示し、その人の肯定的な感情を強めるので、そのために作業場面でも肯定的な結果をもたらすということが被験者に説明された。

 3.〈練習とフィードバック〉 役割遊びの中で要求されるスキルを練習した。直接的な物理的強化因子として点数を用い、また自然な強化因子として賞賛をあわせて用いた。少女は各練習のあとで自分のパフォーマンスについてフィードバックされた。

 4.〈点数の結果〉 適切な行動は選ばれたスタッフにより、検討された点数ですぐに強化された。訓練セッション以外にも、点数は先に述べたような様々な補助強化因子に結びつけられていて、各反応に対して1000点単位で得られた。訓練セッションの点数はセラピストにより連続スケジュールに基づいて与えられた。

実験計画

 多数の基線を用いる実験計画は、行動における変化が生じたかどうかということと、このような変化が治療調整の結果として生じたのかどうかということを、テストするために用いられた。実験計画はどのような治療プログラムもまだ行われていない期間(基線期間)に、何日間にもわたって反復された測度からなっていた。生起した何らかの変化が調整の結果であって、時間もしくは偶然の結果ではないことを確認するために、二つの基線が用いられた。本実験ではこれは従順さと社会的あいさつであった。

 同様な治療調整は二つの基線において、異なった時に異なった被験者群を越えて生起した。このことは、いくつかの外的な統制されない要因よりも、むしろ計画的な調整が変化を起こしたのだということを確認した。

寸法

 二つのスキルのパーフォーマンスは観察者によって評価された。彼らは毎朝晩少女のそれぞれの行動について、二つのチェックを行った。この研究を通して多くの機会に、観察者の判断の信頼性を確かめるために、観察者たちは同様の行動を評価するよう求められた。その結果、考えられうる一致の全数の中で一致したものだけの数に100 をかけて計算したところによると、信頼性は決して80%を下がらなかった。

 5人の少女が20人の中からランダムに選ばれた。この内3人が第1群、2人が第2群であった。各人から得られたデータは各群の中へ入れた。両群に対する方法の点では従順さに関してだけ異なっている。つまり第2群には点数強化が与えられえる前に、5日間点数を与えずに訓練をしたのである。

結果

 結果は図1と図2に示すように、明らかに点数強化システムとむすびついたときに、練習は効果を示している。

図1 基線及び調整期間中の第1群及び第2群の従順さの正しいパーフォーマンスの%

従順さ

図1 基線及び調整期間中の第1群及び第2群の従順さの正しいパーフォーマンスの%

図2 基線及び調整期間中の第1群及び第2群の社会的あいさつの正しいパーフォーマンスの%

社会的あいさつ

図2 基線及び調整期間中の第1群及び第2群の社会的あいさつの正しいパーフォーマンスの%

従順さ

 第1群では、基線期間中には正しい従順さ反応の平均は60.2%であった。訓練と点数強化をむすびつけた調整後では、80%に増加した。点数が除かれると78%に下がった。第2群では、基線は55.7%を示していた。そこで点数システムを伴わない教育的相互作用を用いて、従順さのスキルの練習を始めたところ、有意な変化はもたらされなかった。

 しかしながら、点数が用いられると、80.1%に適切なパーフォーマンスが増加した。第2群の被験者は、基線期間におけるその時の5%言語的な従順さを達成していた。点数を用いた訓練のあとでは従順さは43%上がった。

社会的あいさつ

 基線期間中、被験者の適切な社会的あいさつの平均は、第1群では41%、第2群では58%であった。訓練と点数による調整のあとでは、全群とも70.2%に正しい反応が増加した。

議論

 本研究は、ここで用いられた教育的相互作用は新しい社会的行動を教える効果的な方法である、ということを示している。教育的相互作用にかかわる段階は、練習セッションの頻度の高さ、直接的なフィードバック、そして視覚的、触覚的ならびに聴覚的な教育入力の使用を考慮している。

 本研究で選択した二つの社会的な目標スキルは、相対的には単純に見えるが、しかしそれぞれのスキルは少なくとも四つの特殊な行動に分解されて、それらの各々は全体的なスキルを達成するために学習されなければならないのである。そのための社会的スキルは、相対的に複雑な反応をクライエントから要求するのである。

 これらのスキルは、社会的強化を伴った点数システムによって保持された。なぜなら、反社会的な人の行動を変容させる際に、社会的強化だけではあまり効果がないということが示されたからである。点数は直接に与えることができ、あとで補助強化因子と交換できるわけで、行動と強化の間のギャップのはしわたしをすることができるのである。点数はまた適用されやすい。セラピストは高頻度に点数を与えることができるし、これらはもらう人の注意を引くことができる。図1と図2は、点数が第1群で除かれた場合パーフォーマンスの割合が低下することを示している。第2群の被験者は行動を学習したにもかかわらず、点数という強化がなければそれは保持されなかった。このことは、できればどこにおいても社会的強化を重視して用いることの必要性を示している。

 社会的あいさつと従順さの両方の課題の共通の定義の結果として、若干の汎化が本訓練でも生じた。これらが明らかであったのは、目と目の交流と正しい名前の使用であった。従順さが教えられたとき、社会的なあいさつのスキルはこんなふうに教えられなかったにもかかわらず、この全体的なパーフォーマンスは増加した。「目と目の交流」及び「名前の使用」の汎化は、こういった行動が社会的あいさつをする際に、表れても強化されなかったという事実にもかかわらず生じたのであった。

 行動療法の原則と教育的相互作用は、理学療法士やパラメディカルな分野で働いている人々によって用いられるのに効果があるということを本研究は示している。

 本論文は、理学療法にうまく適用され、またより効果的で経済的な治療方法となりうる行動療法のテクニックを述べることを目的とした。

(The American Journal of Occupational Therapy, Nov.‐Dec.1975から)

文献 略

*Ruth D.Jodrell、作業療法士協会(西部オーストラリア)、は作業療法士で、Robert Sanson-Fisher、心理学修士、は西部オーストラリアにあるナイアンディ青年治療・調査センター(Nyandi Treatment and Research Center for Adolescents)の所長で、臨床心理士である。
**東京教育大学大学院


(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「リハビリテーション研究」
1976年7月(第22号)2頁~8頁

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