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-第6回全国盲老人ホーム利用者実態調査報告書(4)-

◆◆排泄に関する介護◆◆
(12).頻度・間隔・量の把握
問36 排泄の頻度・間隔・量などを把握していましたか。

していない 排便の有無だけを記録した 排泄の時間・量などを記録した 無回答 件数
78.2 16.9   2762
問36の帯グラフ

 

排泄の頻度・間隔・量などを把握しているのは、2割程度にとどまっており、把握の仕方については、「排便の有無だけ」が16.9%、「排泄の時間、量などを記録した(おむつセンサーなどの使用も含む)」3.7%となっている。

 日常生活の自立度別にみると〔生活自立〕〔準寝たきり〕では7~8割台が排泄の頻度・間隔・量などを特に把握していなかった。〔寝たきり〕の人に対しては、「排便の有無だけ」「排泄の時間、量など」を記録している人が6~7割台を占めている。

<日常生活の自立度別 排泄についての把握>
寝たきり度 していない 排便の有無だけを記録した 排泄の時間・量などを記録した 無回答 件数
合計 78.2 16.9   2762
生活自立 J-1 87.1 12.2     263
生活自立 J-2 87.4 11.8     467
準寝たきりA-1 86.5 11.1     1219
準寝たきりA-2 70.9 23.6   440
寝たきり B-1 28.6 48.4 20.9 91
寝たきり B-2 17.9 48.2 26.8 7.1 56
寝たきり C-1 19.4 41.9 35.5 31
寝たきり C-2 11.5 23.1 53.8 11.5 26
日常生活の自立度別 排泄についての把握の帯グラフ

(13).排泄にかかわる介助の回数
問37 1日の排泄にかかわるすべての介助業務の回数は何回でしたか。

介助しなかった・必要なかった 1~6回 7~10回 11回以上 無回答 件数
82.7 11.4     2762
問37の帯グラフ

 

1日の排泄にかかわる介助業務の回数をたずねたが、介助業務を行った人は1割台半ばにとどまっている。

 日常生活の自立度別でみると、〔生活自立〕では介助している人はほとんどいない。〔準寝たきり〕でも〔A-1〕では9割近くが、〔A-2〕でも7割近くが「介助しなかった・必要なかった」となっている。一方、〔寝たきり〕になると、介助している割合が急激に増え、しかも「7~10回」が重度になるほど高い比率となっている。

<日常生活の自立度別 介助の回数>
寝たきり度 介助しなかった・必要なかった 1~6回 7~10回 11回以上 無回答 件数
合計 82.7 11.4     2762
生活自立 J-1 95.8       263
生活自立 J-2 95.5       467
準寝たきりA-1 89.8 7.9       1219
準寝たきりA-2 68.6 25.5     440
寝たきり B-1 27.5 38.5 28.6   91
寝たきり B-2 17.9 33.9 37.5 5.4 5.4 56
寝たきり C-1 6.5 32.3 41.9 16.1 31
寝たきり C-2 7.7 23.1 50.0 15.4 26
日常生活の自立度別 介助の回数の帯グラフ

 視力の程度別では、大きな差異は見受けられず、排泄に関しては、視力障害が大きな影響を及ぼすわけではないと言える。

<視力の程度別 介助の回数>
視力の程度 介助しなかった・必要なかった 1~6回 7~10回 11回以上 無回答 件数
合計 82.7 11.4     2762
失明 82.1 11.7     1904
弱視 83.8 11.4     743
晴眼 84.1 10.1 5.8     69
視力の程度別  介助の回数の帯グラフ

(14).1回の介助に要する時間
問38 概ね1回の介助(排泄にかかわる声掛け・誘導から俳泄が終わってのベッド介助まで)に要する時間はどのくらいでしたか。

介助しなかった・必要なかった 5分未満 5~10分未満 10分以上 無回答 件数
85.4 5.8 5.6 2762
問38の帯グラフ

 

1回の介助に要する時間についても、「介助しなかった・必要なかった」が8割台半ばと大半を占めており、介助した場合の時間については「5分未満」5.8%、「5~10分未満」5.6%、「10分以上」1.6%となっている。

 日常生活の自立度別にみると、介助は〔寝たきり〕の人に対して行われている割合が高く、「5~10分」が2~3割台と多くなっている。また、〔C-1〕では「10分以上」も3割近くに達しており、介助の回数で「7~10回」が4割を超えていたことを考えあわせると、介護者へのかなりの負担となっていることがうかがえる。

<日常生活の自立度別 介助に要する時間>
寝たきり度 介助しなかった・必要なかった 5分未満 5~10分未満 10分以上 無回答 件数
合計 85.4 5.8 5.6     2762
生活自立 J-1 99.2         263
生活自立 J-2 96.1       467
準寝たきりA-1 90.5     1219
準寝たきりA-2 75.7 12.0 7.5   440
寝たきり B-1 40.7 19.8 36.3   91
寝たきり B-2 25.0 21.4 35.7 10.7 7.1 56
寝たきり C-1 16.1 16.1 29.0 29.0 9.7 31
寝たきり C-2 19.2 30.8 30.8 15.4 26
日常生活の自立度別 介助に要する時間の帯グラフ

(15).日中使用していたもの
問39 日中の介助で、ご本人が主に使用していたものを1つ選んでください。

おむつ 尿・便器 ポータブルトイレ トイレ 無回答 件数
6.1   8.4 82.2 2762
問39の帯グラフ

 

日中使用していたものは、「トイレ」が82.2%と大半を占めている。

 視力の程度別にみると、〔失明〕で「ポータブルトイレ」が若干多く、「トイレ」がその分少なくなっている。

<視力の程度別 日中使用していたもの>
視力の程度 おむつ 尿・便器 ポータブルトイレ トイレ 無回答 件数
合計 6.1   8.4 82.2 2762
失明 6.2   9.7 80.9 1904
弱視 6.1   6.2 84.7 743
晴眼 5.8     89.9 69
視力の程度別 日中使用していたものの帯グラフ

 日常生活の自立度別では、〔生活自立〕〔準寝たきり〕では「トイレ」が多くなっており、〔寝たきり〕では他のものを使用している割合が高い。〔寝たきり〕の中でも〔B-1〕は過半数が「ポータブルトイレ」となっているが、他は「おむつ」が多く、〔C〕では7~8割程度を占めている。

<日常生活の自立度別 日中使用していたもの>
寝たきり度 おむつ 尿・便器 ポータブルトイレ トイレ 無回答 件数
合計 6.1   8.4 82.2 2762
生活自立 J-1     96.6 263
生活自立 J-2   88.2 5.6 467
準寝たきりA-1   91.2 1219
準寝たきりA-2 20.7 71.8 440
寝たきり B-1 18.7   57.1 23.1   91
寝たきり B-2 48.2   33.9 10.7 7.1 56
寝たきり C-1 74.2   19.4 31
寝たきり C-2 80.8     7.7 11.5 26
日常生活の自立度別 日中使用していたものの帯グラフ

(15)-1 おむつ使用の介助状況
問39-1 「おむつ」使用の介助状況について、あてはまるものを1つだけ選んでください。
(問39で「1.おむつ」の方だけ)

おむつだけを使用した おむつを減らしベッド上で尿・便器併用 おむつを減らしポータブルトイレ等併用 無回答 件数
42.3 5.4 28.6 23.8 168
問39-1の帯グラフ

 

主におむつを使用している場合の介助状況をたずねたところ、「おむつだけを使用した」42.3%、「おむつの使用を減らし、積極的にベッド上で尿・便器を併用した」5.4%、「おむつの使用を減らし、積極的にポータブルトイレやトイレ使用を併用した」28.6%となっている。

(15)-2 尿・便器使用の介助状況
問39-2 「尿・便器」使用の介助状況について、あてはまるものを1つだけ選んでください。
(問39で「2.尿・便器」の方だけ)

自分自身で使用した ベッド上で尿・便器使用して介助した 尿・便器を使用・ポータブルトイレ併用 件数
70.0 20.0 10.0 10
問39-2の帯グラフ

 

主に尿・便器を使用している10人の介助状況について、「自分自身で使用した」が7人(70.0%)と多く、「ベッド上で尿・便器を使用して介助をした」2人(20.0%)、「ベッド上で尿・便器を使用して介助し、積極的にポータブルトイレやトイレ使用を併用した」1人(10.0%)となっている。

(15)-3 ポータブルトイレ使用の介助状況
問39-3 「ポータブルトイレ」使用の介助状況について、あてはまるものを1つだけ選んでください。
(問39で「3.ポータブルトイレ」の方だけ)

自分自身で使用した 確認や後の清掃・着替え介助をした 移動は介助してポータブルトイレを使用 ポータブルトイレを減らしトイレ介助 無回答 件数
46.1 28.0 19.0 232
問39-3の帯グラフ

 

主にポータブルトイレ使用の場合の介助状況は、「自分自身で使用した」が46.1%と多く、「移動介助はしなかったが、衣服や周囲を汚してしまうために、確認や後の清掃、時には着替え介助をした」28.0%、「移動は介助して、ポータブルトイレを使用した」19.0%などとなっている。

(15)-4 トイレ使用の介助状況
問39-4 「トイレ」使用の介助状況について、あてはまるものを1つだけ選んでください。
(問39で「4.トイレ」の方だけ)

介助しなかった・必要なかった 働きかけや誘導・確認をした 衣類の着替え・後始末などの介助をした 無回答 件数
85.8 7.6 2269
問39-4の帯グラフ

 

主にトイレを使用している場合の介助の状況については、85.8%が介助を受けずに自分で使用しており、何らかの介助を受けた人は1割強にとどまっている。

(16).排泄にかかわる特別の介護
問40 以下にあげるような排泄にかかわる特別の介護を行いましたか。行った介護すべてを選んでください。

件数=2762 問40の帯グラフ
尿量が少なかったり便秘のため水分補給 6.5
排泄介助に関わる材料・器具を工夫 12.4
トイレを汚してしまうので後始末をした 4.7
失禁があり更衣介助・清掃等を行った 10.2
便秘があり特別な介助を行った 4.6
腹部や膀胱部を圧迫して排泄を促した 0.4
摘便を行った 0.9
固執があり時間がかかる等手がかかった 3.0
痛み・拘縮・麻痺・肥満で手がかかった 1.7
排泄にかかわる特別な介護を行わなかった 75.7
無回答 2.3

 

排泄にかかわる特別な介護を行ったかどうかたずねたところ、何らかの特別な介護を行ったのは2割程度にとどまっている。行われた介護で多くあげられたのは、「排泄介助にかかわる材料・器具を工夫して対応した」12.4%、「間に合わないことや、居室・廊下などでの失禁があり、更衣介助・清掃などを行った」10.2%となっている。

 日常生活の自立度でみると、自立している人ほど特別な介助を行っている割合は低い傾向にあり、どの介助についても概ね〔寝たきり〕の方が高い割合となっている。〔寝たきり〕の人に対して行われた特別な介助では、「排泄介助にかかわる材料・器具を工夫して対応した」が共通して多くあげられている.また、「尿量が少なかったり、便秘のために、特別に水分補給した」も〔寝たきりB-2〕以降で特に多くあげられている。

<日常生活の自立度別 特別な介護>
行った率 第1位 第2位 第3位
生活自立J-1 n=263 1.9% 材料・器具の工夫
1.1%
更衣介助・清掃
0.8%
生活自立J-2 n=467 8.4% 材料・器具の工夫
4.1%
更衣介助・清掃
2.4%
固執・長時間・頻繁等
1.5%
準寝たきりA-1 n=1219 15.8% 更衣介助・清掃
7.7%
材料・器具の工夫
7.6%
汚したトイレの後始末
4.5%
準寝たきりA-2 n=440 45.2% 更衣介助・清掃
27.7%
材料・器具の工夫
20.9%
便秘のため水分補給/後始末
11.6%
寝たきりB-1 n=91 70.3% 材料・器具の工夫
52.7%
更衣介助・清掃
29.7%
便秘のため水分補給
23.1%
寝たきりB-2 n=56 75.0% 材料・器具の工夫
58.9%
便秘のため水分補給
55.4%
便秘があり特別な介助
32.1%
寝たきりC-1 n=31 83.9% 材料・器具の工夫
80.6%
便秘のため水分補給
61.3%
長時間・頻繁等/痛み・拘縮等
32.3%
寝たきり C-2 n=26 73.1% 材料・器具の工夫
65.4%
便秘のため水分補給
53.8%
痛み・拘縮・麻痺・肥満等
34.6%

◆◆体位変換・衣類着脱・身だしなみに関する介護◆◆
(17).体位変換の頻度
問41 体位変換は、どの程度行いましたか。

介助しなかった・必要なかった 排泄介助時にいった 排泄介助時以外にも行った 無回答 件数
95.6     2762
問41の帯グラフ

 

体位変換についてたずねたところ、行っているのは「排泄介助時に行った」1.1%、「排泄介助時以外にも行った」1.3%とわずかである。

 日常生活の自立度別でみると〔生活自立〕〔準寝たきり〕ではほとんど介助は行われていない。〔寝たきりB-2〕より重度の〔寝たきり〕の人では行われた割合が高く、特に〔寝たきりC-2〕では8割程度で行われている。

<日常生活の自立度別 体位変換の頻度>
寝たきり度 介助しなかった・必要なかった 排泄介助時にいった 排泄介助時以外にも行った 無回答 件数
合計 95.6     2762
生活自立 J-1 99.2       263
生活自立 J-2 99.1       467
準寝たきりA-1 97.9       1219
準寝たきりA-2 97.7       440
寝たきり B-1 87.9 7.7 91
寝たきり B-2 66.1 10.7 14.3 8.9 56
寝たきり C-1 48.4 16.1 32.3 31
寝たきり C-2 7.7 26.9 53.8 11.5 26
日常生活の自立度別 体位変換の頻の帯グラフ

(17)-1 体位変換の介助の状況
問41-1 体位変換の介助は、どのような状況でしたか。(問41で「2」「3」の方だけ)

介助者に協力できるので手はかからない 痛み・拘縮・麻痺などで手がかかった 動きが激しく危険なため手がかかった 無回答 件数
38.2 48.5 7.4 5.9 68
問41-1の帯グラフ

 

体位変換の介助を行った場合の状況をたずねたところ、「声掛けの内容を理解し、介助者に協力できるので、特に手はかからなかった」は38.2%で、「痛み、拘縮、麻痺あるいは肥満などのため」「動きが激しく危険性があるため」などで特に手がかかったのは、過半数を占めている。

(18).着替え介助の頻度
問42 毎朝夕の着替え介助の頻度は、どのくらいでしたか。

着替え介助はしなかった・必要なかった 毎朝夕ではないが着替え介助をした 毎朝夕着替え介助をした 無回答 件数
83.0 12.7 2762
問42の帯グラフ

 

毎朝夕の着替えの介助については、介助されたのは「毎朝夕ではないが、着替え介助をした」12.7%、「毎朝夕着替え介助をした」2.8%で、1割台半ばとなっている。

 視力の程度別にみると、大きな違いはみられない。

<視力の程度別 着替え介助の頻度>
視力の程度 着替え介助はしなかった・必要なかった 毎朝夕ではないが着替え介助をした 毎朝夕着替え介助をした 無回答 件数
合計 83.0 12.7   2762
失明 82.6 13.1   1904
弱視 84.0 12.1   743
晴眼 85.5 11.6   69
視力の程度別 着替え介助の頻度の帯グラフ

 日常生活の自立度別では、自立している人ほど介助されていない。〔寝たきり〕では介助されている人が多いものの、「毎朝夕ではない」が多く、また「介助はしなかった・必要なかった」も〔C-2〕以外の〔寝たきり〕では3~4割台を占めている。

<日常生活の自立度別 着替え介助の頻度>
寝たきり度 着替え介助はしなかった・必要なかった 毎朝夕ではないが着替え介助をした 毎朝夕着替え介助をした 無回答 件数
合計 83.0 12.7   2762
生活自立 J-1 98.9       263
生活自立 J-2 94.4     467
準寝たきりA-1 86.4 10.6   1219
準寝たきりA-2 70.0 23.4   440
寝たきり B-1 45.1 33.0 20.9   91
寝たきり B-2 30.4 48.2 16.1 5.4 56
寝たきり C-1 41.9 48.4 6.5 31
寝たきり C-2 7.7 69.2 11.5 11.5 26
日常生活の自立度別 着替え介助の頻度の帯グラフ

(19).着脱衣時の介助
問43 着脱衣時の介助はどの程度行いましたか。

介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 痛み・拘縮・麻痺・肥満で手がかかった 常に声掛けをし自分でできるよう介助 無回答 件数
74.2 15.4 4.9     2762
問43の帯グラフ

 

着脱衣時の介助については、「一部介助をした」15.4%、「全面介助をした」4.9%などとなっており、2割台半ばの人が介助されている。

 視力の程度によってみると、障害の程度が重い方が何らかの介助を要する割合が若干高くなっているが、さほど大きな差異は見受けられない。

<視力の程度別 着脱衣時の介助>
視力の程度 介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 痛み・拘縮・麻痺・肥満で手がかかった 常に声掛けをし自分でできるよう介助 無回答 件数
合計 74.2 15.4     2762
失明 73.3 15.5 5.4     1904
弱視 76.2 15.5       743
晴眼 81.2 13.0       69
視力の程度別  着脱衣時の介助の帯グラフ

 日常生活の自立度別でみると、介助を要する割合は重度の寝たきりになるほど高くなる傾向にある。特に〔寝たきりC〕では「全面介助をした」「痛み、拘縮小、麻痺、肥満などのために、あるいは拒否したりするので、特に手がかかった」が多く、合せると7~8割程度を占めている。

<日常生活の自立度別 着脱衣時の介助>
寝たきり度 介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 痛み・拘縮・麻痺・肥満で手がかかった 常に声掛けをし自分でできるよう介助 無回答 件数
合計 74.2 15.4     2762
生活自立 J-1 95.8         263
生活自立 J-2 89.1 8.8         467
準寝たきりA-1 79.4 15.7       1219
準寝たきりA-1 54.8 28.9 7.3   6.8   440
寝たきり B-1 25.3 28.6 33.0   11.0   91
寝たきり B-2 10.7 25.0 46.4 8.9 5.4 56
寝たきり C-1 9.7 48.4 32.3 31
寝たきり C-2 7.7 34.6 42.3   11.5 26
日常生活の自立度別 着脱衣時の介助の帯グラフ

(20).歯磨き時の介助
問44 歯磨き時に介助は、どの程度行いましたか。

介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 拒否したりすので手がかかった 無回答 件数
88.4 6.3   2762
問44の帯グラフ

 

歯磨き時の介助は、「介助しなかった・必要なかった」が88.4%を占めており、「一部」「全面」介助は合せても11割程度にとどまっており、歯磨きで介助に手がかかっている様子はみられない。

 視力の程度別では、〔失明〕で若干介助を要する割合が高くなっているものの、さほど大きな差異は見受けられない。

<視力の程度別 歯磨き時の介助>
視力の程度 介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 拒否したりすので手がかかった 無回答 件数
合計 88.4 6.3     2762
失明 87.8 6.8     1904
弱視 89.5 5.4     743
晴眼 92.8     69
視力の程度別 歯磨き時の介助の帯グラフ

 日常生活の自立度別にみると、〔生活自立〕〔準寝たきり〕では介助を必要とする人はごく少数にとどまっている一方〔寝たきり〕では「一部」「全面」介助を要する割合が高くなっている。

<日常生活の自立度別 歯磨き時の介助>
寝たきり度 介助しなかった・必要なかった 一部介助をした 全面介助をした 拒否したりすので手がかかった 無回答 件数
合計 88.4 6.3     2762
生活自立 J-1 99.6         263
生活自立 J-2 96.6       467
準寝たきりA-1 92.6       1219
準寝たきりA-2 82.0 13.2     440
寝たきり B-1 51.6 23.1 22.0   91
寝たきり B-2 23.2 28.6 37.5 5.4 5.4 56
寝たきり C-1 48.4 9.7 32.3 6.5 31
寝たきり C-2 19.7 65.4   11.5 26
日常生活の自立度別 歯磨き時の介助の帯グラフ

主題(副題):盲老人の幸せのために -第6回全国盲老人ホーム利用者実態調査報告書(4)- 128頁~145頁