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高齢者の運転適性に関する研究(2)

NO.2

1 本研究の目的

 昨年度の研究(森、1986)では運転適性ということを「心身の働き具合」から、つまり機能と関連づけて考えたが、本研究報告においては「心身のでき具合」から、すなわち構造的側面に視点を据えて調査結果を整理、分析してみることにしたい。
 もともと適性には体格、体力、体質などの生理的な特徴ないしは個人差と感覚、知覚、知的機能、感情、情緒、意欲、性格、気質、興味、態度、動機などの心理的特性が多彩に関連している。また、これらはばらばらなものとしてではなく、お互いに関係しあって、統一体を形づくっているのであるから、二、三の適性テストを行なえば適性がわかるというような考え方をすべきではないことは周知の通りである。
 したがって、高齢ドライバーの安全運転のために要請される運動機能に重点を置いた適性というパラダイムにあわせて研究調査をすすめた前回の研究をさらに押しすすめ、今回はドライバーとしての情報処理能力に重点をおいて、運転ぶりを概観し、性格。安全態度。危険の認知能力等の心理構造に焦点をおいて、資料を収集し、結果を整理・分析することによって、運転適性の検討をおこなった。


主題・副題:
高齢者の運転適性に関する研究(2) 66~66頁

著者名:
森 二三男

掲載雑誌名:
高齢者問題研究

発行者・出版社:
北海道高齢者問題研究協会

巻数・頁数:
No.3巻 65~78頁

発行月日:
西暦 1987年 

登録する文献の種類:
(1)研究論文(雑誌掲載)

情報の分野:
(1)社会福祉

キーワード:

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