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奥付

監訳者あとがき

1980年代から入り込んだ障害者の世界では、知り合った障害を持つアジアのアショカ・フェローは名刺に明記するほどその名を大切にしていた。アショカとは何なのかわからずとも、障害者の功績を認めてくれているいい団体だとの認識はあっ た。そのため、たまたま知った本書の出版をぜひとも紹介したいとウェブに載せたことが発端となり、翻訳の運びとなった。

監修という仕事を通しAshokaはより身近なものとなり、また本書に何人かの友人も取り揚げられているのを発見し親近感 はさらに増した。彼らには今年セミナーや国際会議で顔を合わすチャンスがあり、日本語版の出版を伝えたところ、日本語で自分たちの活動が知られることをとても喜んでくれている。

中西由起子
(DPI日本会議/アジア・ディスアビリティ・インスティテート)

編訳者あとがき

「力強い障害者リーダーがアジア途上国にも数多く存在する」というメッセージをいつか伝えたいと思っていたところ、アシ ョカから出版された本書に遭遇しました。本書には、障害を持つ変革者が8人と、障害者のために社会を変えようとする変革者が8人紹介されています。どの変革者も、障害者は多くの可能性を秘めながらも、社会から十分な機会が与えられていないためにチャンスを逃している、というメッセージを伝えようとしているのだと思います。彼らが変えようとしているものは 社会そのものであり、現代社会が持つ「障害者の負のイメージ」なんだと思います。さてこのような変革者は、日本にもまた アジア途上国にも数多く存在していると私は思っています。今後はそんな途上国の変革者を紹介していきたいと思います。

最後に、本書の翻訳に監訳者として粘り強く付き合って頂いた中西由紀子氏に深謝申し上げます。数ヶ月で終わると思って いた作業に、結局2年近くも費やしてしまいました。また翻訳に協力してくれた、私の元同僚、日本財団の粟津知佳子、橋本 朋幸、本多真紀、山崎美加にも改めて感謝申し上げます。本当にどうもありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。

千葉寿夫

著者

ラファエル・バリフォース、ラマ・チャリ、アル・エトマンスキー、アンナ・ギャラガー、マハ・ヘラリ、キャロライン・ハイデンハイン、アンドレアス・ハイ ネッケ、キャタム・マルカウィ、グェデル・ンボッジ、カルロス・デヴィッド・サリナス・オラスコアガ、オケチャク・オゾワル、ウィルマ J.E. ランドル、レオナルド・ショクロン、エレナ・セヴィラーノ、プラナブ・マン・シン、ピョートル・スタニスロ スキー

監訳者

中西由起子(なかにし・ゆきこ)

訳者(五十音順)

粟津知佳子(あわづ・ちかこ)、千葉寿夫(ちば・ひさお)、橋本朋幸(はしもと・ともゆき)、本多真紀 Vicky(ほんだ・まき・ヴィッキー)、山崎美加(やまさき・みか)

校正

渡邊奈々(わたなべ・なな) Founder and Chairperson、アショカ・ジャパン

DTP・電子書籍化

西田栄子(にしだ・えいこ) クールタイガー

クリエイティング・チェンジ
2012年12月25日発行
発行者 DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8武蔵野ビル5階
本書は非売品です。
©中西由起子ほか、2012
本書に関する問い合わせは、creatingchangejapan@gmail.comまでお願い致します。