4.(3)移行に際してのポイント

  小規模作業所が新体系事業に移行する際の、最大のポイントは、『現に小規模作業所を利用している障害者に対して、将来にわたって安定し、継続したサービスを提供すること』である。

  移行にあたっての具体的な不安として、「日割の報酬が収入の不安定につながるのでは」、「利用者へのサービスを提供しながら事務作業なんてできない」、「会計報告をしっかりしないといけないと言われても事務に慣れてない」、「工賃アップの目標を課されても現実には難しい」といった声が聞かれる。

  これらについては、「毎日通える利用者には継続して来てもらえる事業所づくり」、「事務作業はお手伝い、アウトソーシングを考えてみるのも方法」、「会計報告をすることで信頼される事業所・運営者になれる」、「工賃アップは誰もが困難、いろんな取組についての情報収集が大切」等々、関係者で様々な意見を交換し合い、新たな事業についての共通認識を持つことが大切である。

移行に際してのポイントをまとめたスライド

menu