フォークリフトは、使用されている場所も多種多様にわたり、 荷役 運搬作業の効率化に大変役だっています。 しかしフォークリフトは、運転を誤ると思わぬ事故や災害を 招く恐れがある乗り物です。 運転者は安全で事故を起こさないようにするため、注意事項を よく理解し、安全を意識した運転 操作が必要です。
フォークリフトの運転は、資格(フォークリフト運転技能講習の修了を持っている人だけに限られます。 また運転 業務に従事する時は、資格証を 携帯しなければいけません。
レバー類に引っかからない服装で、ヘルメットや安全靴などの保護具を着用して運転する。
正しい運転操作・フォークリフトの構造や機能、 正しい点検や整備の仕方について理解する。
災害を未然に防止するため、運転者は作業を開始する前に自分が運転する フォークリフトの状態について点検を行い、異常がある場合はすぐに責任者に報告して、修理してから作業をはじめる。 また、法律で事業者に定期的な自主検査の実施を義務付けている。
・走行して曲がろうとするとき
フォークリフトは自動車とちがって 後ろのタイヤでかじを取るため 車両後部を大きく外側 に振(ふ)るので 後部を物や周囲の人に当てないように注意する必要がある。
・運転席以外の箇所に人を乗せてはいけません。
・積荷が不安定だからといって人が乗って押さえたまま走行するようなことをしてはいけません。
・路肩いっぱいの走行は転落の恐れがあり危険なので安全な間隔を保つこと。
・上げたフォークや積荷の下に人を立ち入らせないこと。
・マストとヘッドガードの間で作業をしないこと。マストとヘッドガードに挟まれる危険がある。
・人が直接フォークやパレットに乗って作業しないこと。転落の危険がある。
・バックレストの高さを超えて荷物を積んではいけません。超える場合はロープなどで固定すること。
・フォークの先端が積荷をこえて突き出ているときは、人や物を引っ掛けないように注意すること。
・積荷は低い位置にして、片寄りがないように注意する。片寄るとフォークリフトの転倒の原因となり危険である。また積荷が長いもの、幅が広いものは、旋回の時や荷物の上げ下げをする時、荷物が動いたり落ちたりしないようにゆっくり操作すること。