障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号100
項目 |
内容 |
通番号 |
100 |
番号 |
4 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【指定12】 情報コミュニケーション支援のあり方に関する調査研究事業 |
事業名 |
映画活弁士の活弁手法を活かした視覚・聴覚障害者のための副音声の開発ならびに制作作業(バリアフリー映画制作事業) |
事業目的 |
従来の画面説明に特化した字幕や副音声ナレーションではなく、晴眼者も一緒に鑑賞して楽しめる字幕や、活弁による副音声を開発する。従来は封切りから5年以上経った作品の上述の画面説明副音声映画は制作「されてきたが、タイムリーな映画を、社会の一員として楽しむことで、余暇のバリアフリーの確立を目指す。 |
事業概要 |
研究会(5回開催)を通して、5作品を選定した。それぞれに、監督、プロデューサーにも制作にかかわってもらい、障害当事者とも意見交換をする場を設けた。視覚障害者、高齢者、知的障害者を視野に入れた副音声の開発を目指し、映画監督ならびに制作者にも協力をもらいつつ、障害当事者の意見を反映し制作した。5回の研究会をとおして、画面を解説する従来の副音声ナレーションではなく、登場人物の感情の動きや風景の意味などを、活弁により感情の通った、生き生きとした副音声として完成した。聴覚障害者、高齢者に向けた字幕制作においても、上述のメンバーの意見を元に、画面の中にある音声を単に補うだけでなく、字幕文としての物語性を重視した。 |
事業実施結果及び効果 |
今回制作した5作品のうち、特筆すべきは、アニメ作品(スタジオジブリ作品)が1本、公開前の作品が1本あったことである。「ぐるりのこと。」「花はどこへいった」「絵の中のぼくの村」「猫の恩返し」「THE CODE/暗号」これらの作品を3会場で上映できたと同時に、研究会メンバーによる公開シンポジウムにて、その成果、課題について発表、今後、より多くの方に体験していただき、バリアフリー映画の輪が広がっていくことが期待される。 |
事業所/団体名称 |
特定非営利活動法人 全国地域生活支援ネットワーク |
事業所/団体〒 |
891-1201 |
事業所/団体住所 |
鹿児島県鹿児島市岡之原町1005 |
事業所/団体TEL |
099-822-8705 |
事業所/団体FAX |
099-822-4073 |
事業所/団体EMail |
tsuru-motohiko◎nifty.com (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://blog.canpan.info/shien-net/ |
報告書 |
バリアフリー映画をスタンダードにするために
|