障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号121
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通番号 | 121 |
| 番号 | 5 |
| 年度 | 平成20年度 |
| 指定テーマ | 【一般】 |
| 事業名 | 農業体験を通じた精神疾患者社会復帰モデルの検証 |
| 事業目的 | うつ病等精神疾患にかかった人の社会復帰は大きな問題である。回復しないまま退職したり仮に復職しても再発するケースが多いためである。 一方で、精神障害者が農業分野の業務に携わることで回復し、長時間労働まで可能となった事例が見受けられる。この事例から農業従事により自然と触れ合う機会は、メンタルヘルスの解決の場として大きな可能性を秘めていると考えられる。 本事業では、精神障害者や疲労が蓄積している人に対して農業体験を通じたリハビリが、メンタルヘルス対策として効果があるか否かを検証することを目的とする。 |
| 事業概要 | 当該事業の実施要件を満たす農場、提携先農家、宿泊場所を選定し、また企業や就労支援機関、行政関係者にＤＭやメール、ホームページ掲載等の手段により参加者を広く募集した。 当該事業では、農業体験を中心にリラックスマネジメント法を学ぶプログラムを開発、実施し、参加者の自発的な気付きを通して、労働意欲の向上やメンタルストレスからの解放等を図った。そして参加者にアンケート調査を行い、研修の効果及び改善点、行動変容の様相等を探り、当該事業の結果を検証した。今後、報告会を各地で開催しこの成果を発表する予定である。 |
| 事業実施結果及び効果 | 静岡市の農園、宿泊研修施設において2泊3日の農業体験及びリラックスマネジメント研修を計4回企業、支援者、行政関係者、統合失調症等の障がい者の計22名の参加により実施した。 本事業の主な効果は下記の通りである。 ・今後の意識や行動の変容が期待できる。 ・ストレスコントロールの向上につながる。 ・企業のメンタルヘルス管理における有効策となる。 ・身体的な健康を保つことができる。 ・コミュニケーションの促進につながる。 ・障害特性を自然な形で理解し合う機会となる。 ・メンタルヘルス対策として有効性のあるプログラムが開発できた。 |
| 事業所／団体名称 | 特定非営利活動法人 障がい者就業・雇用支援センター |
| 事業所／団体〒 | 101-0025 |
| 事業所／団体住所 | 東京都千代田区神田佐久間町2丁目19番地 櫻岳ビル2F |
| 事業所／団体TEL | 03-5820-0281 |
| 事業所／団体FAX | 03-5820-0282 |
| 事業所／団体EMail | info◎homework.or.jp (◎を@に置き替えてください) |
| 事業所／団体URL | http://www.homework.or.jp/ |
