障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号124
項目 |
内容 |
通番号 |
124 |
番号 |
8 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【一般】 |
事業名 |
重症心身障害児者の地域生活支援のあり方に関する調査研究事業 |
事業目的 |
本事業では重症心身障害児者の「乳幼児期の発達保障と家族支援」「成人期の日中活動の場の保障」を主な検討課題とし、2 つの調査を行った。第1 に重症心身障害児(以下、重症児とする)を対象とした訪問看護と日中一時支援事業の実態調査を行い、家族支援の現状を把握した。第2 に生活介護、重症心身障害児(者)通園事業の実態調査を行い、重症心身障害者(以下、重症者とする)の日中活動の場の現状とこれらの事業で重症者を受け入れる上での課題を把握した。以上をもって、重症心身障害児者の地域生活をより充実させる方策を検討する。 |
事業概要 |
1.学識経験者等で構成される検討委員会を組織し、調査内容や結果について審議した。
2.訪問看護ステーションにおける重症児への訪問看護の提供実態、看護師が判断する児・家族のニーズ等を調査した。
3.日中一時支援事業の実施状況と重症心身障害児者が利用可能な事業数等を調査した。
4.生活介護、重症心身障害児(者)通園事業の事業実施状況、重症心身障害者の利用実態、運営上の課題等を調査した。調査内容の補足のために、5ヶ所の生活介護でインタビュー調査を行った。
なお、事業の実施に際し、日本訪問看護振興財団倫理委員会の承認を得た。 |
事業実施結果及び効果 |
重症児者の地域生活を支援するために、次のような取組みが必要であると考える。
○小児訪問看護の充実
長時間滞在、同行受診等のニーズがあった。制度上の評価が必要である。
○日中一時預かりの場の確保
医療的ケアを必要とする重症児が利用可能な日中一時支援事業は非常に少ないことが明らかになった。レスパイトが確保できるよう、事業の拡大が求められる。
○生活介護事業における医療的ケアの確保
重症者を受け入れる上での課題として「医療的ケアへの対応」「職員体制」「設備」「送迎」が挙げられた。看護師の加配等による医療的ケアの確保が求められる。 |
事業所/団体名称 |
財団法人日本訪問看護振興財団 |
事業所/団体〒 |
150-0001 |
事業所/団体住所 |
東京都渋谷区神宮前5丁目8番2号 |
事業所/団体TEL |
03-5778-7004 |
事業所/団体FAX |
03-5778-7009 |
事業所/団体EMail |
kakuta@jvnf.or.jp (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://www.jvnf.or.jp/ |
報告書 |
重症心身障害児者の地域生活支援のあり方に関する調査研究事業 報告書
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