障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号145
項目 |
内容 |
通番号 |
145 |
番号 |
29 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【一般】 |
事業名 |
筋ジストロフィー患者の就労のための、就労支援実証モデルの試行 |
事業目的 |
平成19 年度に実施した包括的な調査により策定した就労支援実証モデル(就労マッチングと新しい就労概念の創造)を、国立病院機構から選択した複数の実証フィールドに設定し、その有用性と効果をはかるために実証を実施する。作業は、(1)実証フィールドを決定(2)症状のレベリング、仕事のレベリングの策定とマッチング、新しい就労スタイルの提示(3)就労マッチングサイトの構築(テスト版)(4)運営事務局の設置(学生への協力要請による若い世代の課題意識の醸成)(5)実証の実施(6)実施により反映した課題と対案の策定の順で行う。
病状が進行する筋ジストロフィー患者に対しての就労支援モデルは、今後様々な障がいを持つすべての方々に応用できると考える。 |
事業概要 |
1. 西多賀病院(仙台)、刀根山病院(大阪)、徳島病院(徳島)に実証フィールドを設置
2. 八雲病院(北海道)、筋ジス協会埼玉支部(埼玉)、富山大学(富山)、まほろば福祉会(宮崎)を実証フィールドとして追加。
3. 西多賀→東北経済同友会福祉部会への説明会の実施 刀根山→就労支援センターの設立 徳島→視覚障害者向けWEB 制作着手 八雲→活動実例の調査 埼玉支部、富山大学→患者による遠隔講義の実施 まほろば福祉会→障がい者同士のワークシェアリングの実施
4. 企業(雇用側)の実態調査 |
事業実施結果及び効果 |
1. 在宅、入所者が行える業務が極小(個人情報保護の関係もあり)
2. 企業側の委託業務減少(経済状況起因)
3. 遠隔講義は拡大の可能性あり(看護学校などに拡大を計画)
4. 障がい者同士のワークシェアは新しい方向性を示唆
5. 障がい者に向けたサービスも、新しい方向性を示唆
6. 筋ジス患者特化型就労支援センターの設立を計画(既存施設内)
7. 新しい就労概念は、右脳系(絵画制作)と自分を語るという2 つの方向性
8. 就労により対価を得る成果物型と、『生きる喜び』のプロセス重視型に分類する必要が判明 |
事業所/団体名称 |
社団法人 日本筋ジストロフィー協会 |
事業所/団体〒 |
162-0051 |
事業所/団体住所 |
東京都新宿区西早稲田2-2-8 全国心身障害児福祉財団ビル内 |
事業所/団体TEL |
03-5273-2930 |
事業所/団体FAX |
03-3208-7030 |
事業所/団体EMail |
nakamura◎jmda.or.jp (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://www.jmda.or.jp/ |
報告書 |
筋ジストロフィー患者のための就労支援プロジェクト 第二期
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