障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号150
項目 |
内容 |
通番号 |
150 |
番号 |
34 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【一般】 |
事業名 |
格差をチャンスに転じる!自立支援プロジェクト~過疎地の農業と大都会の企業を活用する障害者の自立支援研究事業 |
事業目的 |
人口流出と高齢化による遊休田畑は全国で38 万ヘクタール、実に東京都の1・8倍の面積に匹敵する。一方、知的障害者を雇用したい意向を持ちながら、都会のオフィスでの仕事の確保ができない企業は多い。知的障害者が過疎地の農家と提携して遊休田畑を活用し、それを都市部の企業がバックアップして知的障害者の一般就労や地域生活支援につなげるモデルを確立しようというのが本事業のねらいである。さらに、一部上場企業に社会貢献アンケートを実施し、知的障害者に関して各企業がどのような社会貢献活動をしているのか、どういう点に関心があるのかないのかを調査する。 |
事業概要 |
「過疎地の農家と大企業による自立支援モデル事業」は、①千葉県南房総市の協力農家・研究者と提携し、荒廃した耕作放棄地を整備して、障害者や高齢者が作業できる農園・ビニールハウスを整備した。②日常的な田畑の管理は地元の高齢農家に委託し、当法人の知的障害者と支援者が随時農園を訪れて作業をした。 ③東京都内に本社がある大企業と提携し、栽培した観葉植物や野菜の社内配布を行った。観葉植物は本社内のオフィスに飾り、オフィス内緑化をした。
「企業のCSR調査」では、一部上場企業500社に対してアンケート郵送方式で、どのような社会貢献を行っているのか、知的障害者の地域生活への貢献や雇用についてどういう関心をもっているのか、などを調査した。 |
事業実施結果及び効果 |
モデル事業を通して現実に中重度者計14 人を採用し特例子会社が設立できた。この様子はNHK総合ニュースで特集として取り上げられ全国に紹介された。その結果、協力してくれた企業では国内各事業所で知的障害者の雇用計画が大幅に進められることになり、番組をみた他の数社からも問い合わせがきた。
企業CSR調査では今後の障害者雇用や授産品の大量発注を促進する活動を進める上で有用な基礎データを得ることができた。 |
事業所/団体名称 |
特定非営利活動法人 千楽 chi-raku |
事業所/団体〒 |
272-0820 |
事業所/団体住所 |
千葉県市川市東菅野3丁目3番24 号 |
事業所/団体TEL |
047-335-0820 |
事業所/団体FAX |
047-332-4233 |
事業所/団体EMail |
popolo◎icnet.ne.jp (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://chiraku.com/ |
報告書 |
知的障害者を雇用したら会社が明るくなった
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