障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号166
項目 |
内容 |
通番号 |
166 |
番号 |
50 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【一般】 |
事業名 |
うつ病からの社会復帰支援のための通院・在宅医療、福祉連携強化モデル事業 |
事業目的 |
女性の遷延うつ病例は、仕事を持っている人もいれば,持っていない人もいて、その仕事もパートであったりする。家庭では妻であったり、母親であったりする。さらに近隣との関係が難しかったりするなど、女性はひとりひとりの在りようは異なる。そのために仕事を持っている人に対して開発されてきたリワークプログラムが適合しないことが多い。そこで女性の遷延うつ病例に対して、サービス計画表を用いて、通常の診療に付加して、ショートケア、福祉サービス、訪問などを取り合わせた、ひとりひとりに合った支援を行い、その有効性を検証する。 |
事業概要 |
都内の精神科診療所9箇所、精神科病院1 箇所、福祉施設2 箇所に於いて、各施設の女性うつコーディネーターが軸になって、女性の遷延うつ病例に、研究班で作成した遷延うつ用のサービス計画表を用いて、通常の診療に付加して、デイケア、ショートケア、カウンセリング、集団療法、就労移行支援事業などの福祉サービス、訪問支援、家族面接などを組み合わせた支援を実施し、サービス計画表を用いながら、複数のサービスを組み合わせる支援が女性の遷延うつ病例の社会復帰に効果があることを検証した。 |
事業実施結果及び効果 |
各施設でこれまでに取りまとめられた結果は以下のようである。
1)サービス計画表を用いた支援は本人の満足度が高い
2)ショートケアなどの集団療法的なアプローチによって遷延していたうつ状態が短期間に顕著に改善した事例もあった。
3)統合失調症主体のデイケアを利用することには抵抗があった
4)訪問や家族面接によって家族の負担感の軽減、家族関係が好転みられた。
5)支援の前後でSASSの評点が改善された例が多い。HAM-Dが改善した例もあった。
これらから、女性の遷延うつ病例にサービス計画表を用いて複数のサービスを組み合わせた支援が効果的であることを実証できた。 |
事業所/団体名称 |
特定非営利活動法人メンタルケア協議会 |
事業所/団体〒 |
151-0053 |
事業所/団体住所 |
東京都渋谷区代々木1-55-14 セントヒルズ代々木403号 |
事業所/団体TEL |
03-5333-6446 |
事業所/団体FAX |
03-5333-6445 |
事業所/団体EMail |
office◎npo-jam.org (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://www.npo-jam.org/ |
報告書 |
うつ病からの社会復帰支援のための通院・在宅医療、福祉連携強化モデル事業 ~女性の遷延うつからの社会復帰支援モデル~
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