障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号1
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通番号 | 1 |
| 番号 | 1 |
| 年度 | 平成19年度 |
| 指定テーマ | 【指定テーマ１】 支援プログラム等研究開発事業 |
| 事業名 | 就労移行支援事業所における企業ネットワークとの連携による職業訓練プログラムの開発と就労支援員養成研修の開催 |
| 事業目的 | 障害者自立支援法により創設された新体系サービス、その中でも就労移行支援は障害者の職業的自立に向けた職業準備訓練や就職支援、職場定着支援といった幅広く且つきめ細かな支援が必要とされる。 今後更に障害者の就労移行が活発化されてくるなか、就労移行支援事業所における支援サービスの質を向上していくには、企業側からの情報提供やノウハウの共有、職場実習の実施等、企業との連携が必要不可欠である。 そこで、本事業は就労移行支援事業所における企業ネットワークと連携した職業訓練プログラムのモデル化と同時に、就労支援員の養成研修を開催し、障害者の就労促進に資することを目的とする。 |
| 事業概要 | Ⅰ．企業ネットワークと連携した職業準備訓練 【ネットワーク会議開催】 当地域において障害者雇用や職場実習の受け入れ等、協力関係にある企業とのネットワークの充実を図り、障害者雇用に関する意見交換や就労移行支援事業所と企業間との情報の共有をおこなう。 【職業体験プログラムの実施】 複数でかつ様々な業種の事業所において、期間を設定し職場体験実習を継続的に実施。就労移行支援サービス利用者の職種とのマッチングや職場適応能力を評価していき、就労に対する知識や技能を身に付け、就労意欲の喚起にもつなげていく。 【就労セミナーの開催】 就労移行支援事業所において、企業の経営者等を招き、就労移行支援サービス利用者に対して、働く意欲や目的意識を養うための定期的になセミナーを開催する。 Ⅱ．地域における障害者の雇用推進及び障害者理解の普及啓発 【障害者雇用啓発紙 ウィズチャレンジドの発行】 地域企業における障害者雇用についての意識向上及び地域住民への一層の障害者理解につなげていくため、障害者と雇用支援をテーマにした啓発紙を発行する。 【障害者就労支援員養成研修の開催】 当地域における障害者施設支援員を対象とした就労支援についての研修会を開催する。 ＝講師＝ 『就労支援の現状と課題』 社会福祉法人 やおき福祉会 指定障害福祉サービス事業所「すまいる」 所長 北山 守典 氏 『就労支援事業所の支援の在り方』 NPO法人 大阪精神障害者就労支援ネットワーク JSN 門真 所長 金塚 たかし 氏 『障害者を雇用するうえでの雇用管理や職場環境改善の事例紹介』 株式会社 大場製作所 代表取締役社長 大場 俊孝 氏 |
| 事業実施結果及び効果 | 就労移行支援事業所がその機能を果たすには、企業との連携が不可欠である。サービス利用者への就労意欲の喚起、実習を通した職業能力の向上など企業とタイアップすることで効果的な職業準備訓練を実施することができる。 本事業では、職場体験プログラムや就労セミナーを通し、企業の方々にも職業準備訓練に加わっていただき、就労移行支援事業所の活動の一翼を担ってもらうことができた。また、職場体験をきっかけに就職へとつながったケースや、就労移行支援事業所への新たな業務の請負等、企業とタイアップした職業準備訓練を体系化していくことができた。 障害者雇用啓発紙においては、企業数が少ない地域性から話題性を呼び、地域企業における障害者雇用についての意識向上及び地域住民への一層の障害者理解につなげていくことができたと思われ、障害者雇用についての問い合わせもいただくことができた。また、職場開拓の際には、それらを提示することで、企業が抱く不安感の軽減にもつながり、職場開拓の際の有効なツールとして活用することができた。 |
| 事業所／団体名称 | 社会福祉法人 やおき福祉会 |
| 事業所／団体〒 | 646-0015 |
| 事業所／団体住所 | 和歌山県田辺市たきない町22-15 |
| 事業所／団体TEL | 0739-24-2013 |
| 事業所／団体FAX | 0739-26-9452 |
| 事業所／団体EMail | info◎yaoki.or.jp (◎を@に置き替えてください) |
| 事業所／団体URL | http://www.yaoki.or.jp/ |
