障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容

項目 内容
通番号 127
番号 48
年度 平成19年度
指定テーマ 【一般公募枠】
事業名 注意障害改善のためのワーキングメモリートレーニング事業
事業目的 発達障害者支援法の対象障害の一つである注意欠陥/多動性障害(以下ADHD)の主症状である注意障害には、ワーキングメモリーが大きく関与することはこれまでの研究から明らかである。
(ex,Baekley,R.A.2006)。本事業では、海外でワーキングメモリーのシステマティックなトレーニングにより注意障害の改善が実証されている手法(ex, Klingberg T ,2005)を日本で実施し、科学的評価を行う。また今後、日本の社会・文化的背景により適したトレーニングにするための課題を検証した。
事業概要 対象:えじそんくらぶの会員 小学生~大学生 計85名。
実施内容:スウェーデンから講師を招聘して、3日間の講習を受けたコーチが約2ヶ月にわたって対象者にトレーニングを指導する。
トレーニング前後の行動面のアセスメントを行い、北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター(室橋春光先生・田中康雄先生)に分析を依頼した。欧米における完了率(96%)ならびに、トレーニング直後の明らかな効果の出現率(80%)、さらに6ヵ月後の効果持続あるいは増進の比率(80%)などの実績との比較、課題・改善点を明確化する。
40名に対しては、更に詳しいアセスメント(ストループ、CBCL等)を実施。3 月8 日に北海道大学で中間報告会を開催した。3 月31 日までに終了したケースを集計し、最終報告書は4 月に作成。
事業実施結果及び効果 訓練結果について、諸データの揃った29名を分析した。全員が、最高インデックス値は初期インデックス値を上回った。保護者による訓練後評価値は、不注意、多動・衝動性項目とも、訓練前よりも有意に低下した。しかしインデックス値差(伸び)と訓練前後の評価値差の相関は低く、評価の改善には、訓練事態の間接的効果も含まれることが示唆された。(北大・室橋春光)
WMTを行うことで保護者は、多動性や行動的な問題についての変化はあまり感じないが、注意への評価はかなり改善を示し、子ども本人は、注意よりも社会性の問題の改善という自覚を得た。しかし、被験者が20名で、WISCは12名、CBCLの自己評価は8名のデータしかないため、今後対象者を増やしての検証が求められる。(北大・田中康雄)
事業所/団体名称 特定非営利活動法人えじそんくらぶ
事業所/団体〒 358-0003
事業所/団体住所 埼玉県入間市豊岡1-1-1-924
事業所/団体TEL 04-2962-8683
事業所/団体FAX 04-2962-8683
事業所/団体EMail info@e-club.jp (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.e-club.jp/
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