障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成19年度 通番号155
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通番号 | 155 |
| 番号 | 76 |
| 年度 | 平成19年度 |
| 指定テーマ | 【一般公募枠】 |
| 事業名 | 障害者の造形活動発掘調査研究プロジェクト ～世界のアウトサイダー・アートメディア「ROW VISION」との連携による情報発信～ |
| 事業目的 | これまで障害者が制作する作品は、その美術的価値を国内で正当に評価されてこなかった。一方で、近年国内でしばしば開催されるようになってきた「アウトサイダー・アート」をテーマとした展覧会において多くの障害者の作品が展示され、国民の感動を呼んでいる。本事業では、障害者の造形現場（精神病院及び福祉施設など）において全国レベルで作品の発掘・調査研究を行い、それらの作品の保存を進めるとともに、世界に通用する障害がある作家の貴重な造形活動の映像を記録し、作品とともに保存する。 これらの活動を通じて、障害という言葉自体が国内において肯定的に見直されることを目的とする。 |
| 事業概要 | １．全国レベルの発掘・調査研究 全国を6つのブロックに分け、障害者の造形活動の調査を行った。 ２．映像の制作 本事業では、より芸術的価値をもつと評価された作家を中心に 約20名の作家について、映像のコンセプトが伝わるように作家を6つのグループに編成し、映像制作を行った。 ３．報告書の作成 ２と同様の作家について発掘・調査研究の結果を写真と文書により編集し、報告書を発行した。 |
| 事業実施結果及び効果 | 本事業で選出した16 名の作家の多くがスイス「アールブリッュト」の展覧会に招聘されたが、現在国内で創作に励んでいる障害者のごく一部に過ぎない。過去、誰にも知られず廃棄されてきた作品が多いことは容易に想像がつく。障害者の造形活動は「収集・保存のステージ」がなかったために過去の美術史に足跡を残すことすらできていない。「収集・保存のステージ」を公共的なシステムとして構築することが急務であり、障害者の造形活動を美術のひとつの領域として定着させる土台づくりが必要である。 |
| 事業所／団体名称 | 特定非営利活動法人はれたりくもったり |
| 事業所／団体〒 | 520-3216 |
| 事業所／団体住所 | 滋賀県湖南市若竹町１－６ |
| 事業所／団体TEL | 0748-75-2297 |
| 事業所／団体FAX | 0748-75-2297 |
| 事業所／団体EMail | harekumo◎biwako.ne.jp (◎を@に置き替えてください) |
| 事業所／団体URL |
