障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号80
項目 |
内容 |
通番号 |
80 |
番号 |
7 |
年度 |
平成20年度 |
指定テーマ |
【指定8】 精神科医療の機能強化に関する調査研究事業 |
事業名 |
包括的支援を提供する小規模多職種在宅支援チームと自立支援法関連事業との効果的な連携に関する調査研究 |
事業目的 |
精神科病院に設置された小規模多職種チームによる日常的な在宅支援の実践を通じて、①精神症状や入院日数・回数など臨床的アウトカム、②利用者への支援内容の履歴、③地域内の自立支援法関連事業所へのヒヤリング、④プログラムのコスト、を検証し、過疎地でも実施可能な現実性をもちつつ、一定の包括性を担保できるプログラムと地域連携のモデルを提示することを目的とした。 |
事業概要 |
仙台市内で平成20 年6月に開業した東北福祉大学せんだんホスピタルに設置された小規模多職種在宅支援チーム(常勤スタッフ4名と医師1名、非常勤看護師1名で構成)において、小規模でも効果的な支援が行われるモデルを検討し、加入基準を満たした入院患者や外来・地域からの要請を受けた外来患者に対して包括的な退院支援・地域支援活動を展開した。カルテ調査やデータベースに入力したサービス・コードから臨床的アウトカム、支援内容の履歴、診療報酬該当・非該当活動を明らかにし、学識者・地域関係者へのヒヤリングを実施した。 |
事業実施結果及び効果 |
利用者のニーズにより複数のコースを設定し(重症者は加入基準をもとに選別)、病棟や地域に支援モデルが共有されるよう働きかけ、一定の重症度をもつ幅広い年齢・診断層の利用者27 名に対し受診勧奨・早期退院に向けた支援・援助付き教育など包括的サービスを提供し、入院回避や早期退院を実現した(平均入院日数67.6 日)。サービス・コード分類では個別支援・家族支援・電話対応工夫の重要性、地域ヒヤリングでは対象者や圏域内役割を明確にする必要性、運営にあたっては包括払い導入や退院前訪問要件緩和の重要性を明らかにした。 |
事業所/団体名称 |
学校法人 栴檀学園 東北福祉大学 西尾研究室 |
事業所/団体〒 |
981-8522 |
事業所/団体住所 |
宮城県仙台市青葉区国見一丁目8番1号 |
事業所/団体TEL |
022-301-1120 |
事業所/団体FAX |
022-233-3113 |
事業所/団体EMail |
nishio◎tfu-mail.tfu.ac.jp (◎を@に置き替えてください) |
事業所/団体URL |
http://www.tfu.ac.jp/ |
報告書 |
包括的支援を提供する小規模多職種在宅支援チームと自立支援法関連事業との効果的な連携に関する調査研究 平成20年度報告書
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