障害者自立支援調査研究データベース 事業実施報告内容 平成20年度 通番号99


項目 内容
通番号 99
番号 3
年度 平成20年度
指定テーマ 【指定12】 情報コミュニケーション支援のあり方に関する調査研究事業
事業名 医療系大学等における聴覚障害学生への講義保障のための調査研究事業
事業目的 2001 年の欠格条項の見直し後、聴覚障害学生が医学部、薬学部等医療系の高等教育機関に入学するケースが増えている。これらの医療系学部においては、演習、臨床実習等も多く、学生にとってはコミュニケーション環境の整備は非常に重要である。
従って、これらの高等教育機関における聴覚障害学生の実態を調査、分析するとともに、今後の高等教育機関及び、聴覚障害学生のコミュニケーション環境整備に向けた課題についてとりまとめを行った。
事業概要 1 本事業を実施するため学識経験者等による調査委員会を設置した。
2 アンケート調査の実施
(1) 第一次、第二次アンケート調査の実施
①第一次調査では現在及び過去に聴覚障害学生の在籍の有無について、全国1,162 校(学部)に対しアンケート調査を行った。
②第二次アンケートでは、現在及び過去に在籍学生のいる245 校を対象に、学生の障害状況、学校の支援内容等調査を行った。
(2)聴覚障害学生を受け入れるに当たっての課題、現在困っている問題等具体的な内容を把握するため、訪問調査を実施した。
3 調査の結果を報告書として取りまとめ、関係高等教育機関等に配布した。
事業実施結果及び効果 (1)第一次調査の結果では、現在・過去在籍者387 名の内、82%が2001 年の欠格条項の見直し後の入学であり、法律改正の効果がはっきり出ているといえる。
(2)第二次調査及び訪問調査の結果、
① 学生の聴覚障害受容・認識に関わる問題
② 当該学生の高等学校までの学習方法では対応できなくなる問題
③ 聴覚障害学生が学内で孤立化しやすい問題
等多くの課題が明らかになった。
事業所/団体名称 社会福祉法人全国手話研修センター
事業所/団体〒 616-8372
事業所/団体住所 京都市右京区嵯峨天龍寺広道町3 番地の4
事業所/団体TEL 075-873-2646
事業所/団体FAX 075-873-2647
事業所/団体EMail koide◎com-sagano.com (◎を@に置き替えてください)
事業所/団体URL http://www.com-sagano.com/
報告書 医療系大学等における聴覚障害学生への講義保障のための調査研究事業
PDF HTML
menu