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開会あいさつ

辻井●本日は休みの日の夕方にもかかわらず多くの皆さんにお出でいただき、本当にあ りがとうございます。今日は、厚生労働科学研究の私が主任の研究班の3 年間の報告をさ せていただきます。厚生労働科学研究というのは国の政策研究で、発達障害の方たちの家 族支援というのが、私たちが3 年間いただいてきたお題でして、3 年間の成果を今日は発表 差し上げるという形になっております。そして、この事業に関しては、日本障害者リハビ リテーション協会の協賛をいただいているということで、今日は村上課長にもおいでいた だいております。

研究というのは、どんな必要性があるのかということを考えなければいけないところが あって、支援をしていくときにどんなふうにしていったらいいのかということを考えてい く意味で、目の前の一人の人、一人のご家族の支援をしていこうというのと、その支援の なかで、どういうものが有効なのかということを考える意味で、研究ということをしてい かないと、それが本当に有効かどうかということは検証できないのですね。そういう意味 では、この3 年間、家族支援の取り組みをさせていただいて、ということでいくつかご発 表できるような中身がでてきておりますので、今日は皆さんといくつかディスカッション を重ねながら進めていけるといいかな、と思っています。

今日は、私が代表でずっとやってきましたので、私がまずだいたいの全体の概略の話と、 私の受け持ちのところのお話をして、その後は鳥取大学の井上先生、名古屋大学の野邑先 生、それから同じく名古屋大学の永田先生、そして最後に浜松医科大学の子どもの発達研 究センターの宮地先生にという形で、全体として、支援のアルゴリズムというところまで 言っていいのかどうかわからないのですが、発達障害児の家族支援をだいたいこんな感じ で進めていけばいいのかな、というような具体的な中身と、それからもう一つは、普及を ではこんな感じで進めていくことはありえるかな、という中身についてお話をしていきま す。