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当日資料
医療ケアにおける診断と告知をめぐって
スライド15

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<家族(親)の診断受容状況調査のまとめ>

  1. 特に高機能タイプの広汎性発達障害への診断時期は就学前後であることが多いが、早期徴候(親の気づき)は乳幼児期から既に認められていることが多かった。
  2. 親の受容としては、感情的な受け入れや適切な対応の実践には時間がかかる傾向があり(ただし、短すぎることにも問題はあるが)、きめ細かく継続的に親を支援するサポートシステムの必要性が示唆された。
  3. 診断時期についてはできるだけ早い時期がよいものの、ステレオタイプに考えるのではなく、今後も適正時期の条件を詳細に分析していく必要があると思われた。
  4. 診断説明の際には親への気遣いとともに、子育てに前向きになれるような、分かりやすく明確な説明が大切で、具体的な対応や今後の見通し、社会資源の情報提供などを求める声が多かった。
    また、医療者側からは発達障害についての分かりやすい説明や診断説明のガイドブックを要望する声が多かった。