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当日資料
医療ケアにおける診断と告知をめぐって
スライド22

スライド22


<本人への診断説明(告知)に対する調査のまとめ>

  1. 本人が最初に自分の発達特性について相談する相手は家族(親)であることが多く、家族(親)としてどのように本人の自己理解を支援していくのがよいか検討することは、家族支援の重要課題のひとつであると考えられた。
  2. 本人への診断説明については、子どもの自己肯定感を損なわないような工夫を求める声が最も多く、専門家と親とが協力して段階的、継続的に本人の自己理解を深めていく支援を行っていくことが大切であるという意見が多かった。
  3. 実際には、十分な準備と計画性をもって本人に診断説明できている例ばかりではなく、今後発達障害児本人の正しい自己理解支援方法を確立してく必要があると考えられた。
  4. 本人の自己理解を支援していくためには、発達障害そのものへの正しい理解と社会啓発が重要であり、さらには、診断説明後の支援体制の整備が必要不可欠であると思われた。