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30年のあゆみ

日本障害者リハビリテーション協会30年、戸山サンライズ10年

NO.8


4 国際障害者年以降の活動(1981年~1993年)


(5) 総合リハビリテーション研究大会の開催

 1987(昭和62)年6月26日から27日まで東京で開催された「総合リハビリテーション研究大会’87」は、翌年開催予定の第16回リハビリテーション世界会議を控え、従来本協会が主催していた三つの研究会、すなわち、「リハビリテーション交流セミナー」「身体障害者福祉研究会」「日本障害者職業リハビリテーション研究大会」を見直し、リハビリテーションの現状を総合的に把握して、国際的視野で将来を展望していくよい機会と考え、統合、一本化したものである。この年は、ちょうど国際障害者年の10年の折り返しの年でもあったので、さらにリハビリテーションの各分野の専門家との広い交流の場となるように考え、日本リハビリテーション医学会と会場を同じにして並行して開催された。約700名の参加者があり、専門分野を越えた意見の交換が活発に行われた。この研究大会には、国際リハビリテーション協会から会長代理としてファン博士、ハンマーマン事務総長、アジア地域担当のスコット副会長などの参加があって、国際色豊かなものとなった。
 以後、総合リハビリテーション研究大会は毎年開催されている。そのプログラムは次のとおりである。


写真  分科会風景
総合リハビリテーション研究大会’87における分科会風景


総合リハビリテーション研究大会’87 テーマ:総合リハビリテーション-その現実的展望と将来展望

基調講演
 総合リハビリテーションの理念と課題       上田敏(東京大学)

講演
 1.精神障害者リハビリテーションの現状と課題-いま何が必要か                          秋元波留夫(日本精神衛生会)
 2.療育と教育の接点を考える          高松 鶴吉(北九州市立総合療育センター)
 3.重度障害者の生活自立を支える地域組織化活動 定藤 丈弘(大阪府立大学)
 4.精神薄弱者の権利擁護            白井 俊子(東京都心身障害者福祉センター)  5.リハビリテーション工学の進歩        土屋 和夫(労災リハビリテーション工学センター)

シンポジウム
 1.リハビリテーション専門職      〈司会〉小川  孟(横浜市総合リハビリテーションセンター)
  リハビリテーション専門職に関する問題     黒田大治郎(兵庫県西宮児童相談所)
  専門職としてのソーシャルワーカー       筑前 甚七(日本ソーシャルワーカー協会)
  リハビリテーション専門職-乍業療法士を中心として                          寺山久美子(東京都立医療技術短期大学)
  リハビリテーション専門職に関する問題     松村  秩(東京都立医療技術短期大学)
  「専門職」について              石村 善助(専修大学)

 2.リハビリテーションにおける国際協カ 〈司会〉小島 蓉子(日本女子大学)
  リハビリテーションにおける国際協力      高田 英一(全日本ろうあ連盟)
  視覚障害者の立場から             松井新二郎(日本盲人職能開発センター)
  専門家研修等を通じての国際協力について-その現状と課題                          松井 亮輔(職業訓練大学)
  政府機関の関連する国際協力          初山 泰弘(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
  世界の障害者の状況を改善するための国際協力  スーザン・ハンマーマン(国際リハビリテーション協会)

 3.リハビリテーション政策の展望-IYDP以降を考える                      〈司会〉板山 賢治(日本社会事業大学教授)
  リハビリテーション専門医の立場から      大川 継雄(横浜市立大学)
  障害者雇用の動向を中心に           大野 智也(身体障害者雇用促進協会)
  中間年以降の課題を考える           調  一興(東京コロニー)
  政策形成過程および実行過程への障害者の参加を中心に                          八代 英太(参議院議員)

分科会
 1.卒業後の進路と福祉的就労      〈司会〉加藤 寛二(東京都立小平養護学校)
                     〈司会〉手塚 直樹(身体障害者雇用促進協会)
                         関ロトシ子(東京都立中野養護学校)
                         中川 幸夫(あさやけ作業所)

 2.障害者とコミュニケーション     〈司会〉桜井 英雄(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
                         野沢 克哉(東京都心身障害者福祉センター)
                         後藤 達夫(国立職業リハピリテーションセンター)
                         植村 英晴(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
                         神田 和幸(東海産業短期大学)

研究発表
〈児童〉
 重度肢体不自由児者とその家族のための「住宅つき生涯学級」の概要                          富永 繁男(芦屋市立みどり学級)
 The Sounds and Symbols によるコミュニケーションの方法と実践                          広川 律子(南大阪療育園)

〈職業〉
 障害者用就職レディネス・チェックリストの考え方と作成                          松為 信雄(雇用職業総合研究所)

〈精神障害〉
 地域精神保健支持組織の機能-共同作業所に視点をあてて                          加藤 春樹(国立公衆衛生院)ほか特別レポート
 アメリカ合衆国の障害児教育関係法        小鴨 英夫(淑徳大学)

〈自立生活〉
 社会生活自立実習事業の施行とその結果      小川 喜道(神奈川総合リハビリテーションセンター                                   七沢更生ホーム)

〈地域リハビリテーション〉
 障害者のモビリティとリフト付車輌の運行システム 秋山 哲男(東京都立大学)

〈成人〉
 頸髄損傷(C5B)者のADL自立の可脳性    土嶋 政宏(神奈川総合リハビリテーションセンター                                   神奈川リハビリテーション病院)
 身体障害者のリハビリテーションにおけるスポーツ活動の影響                          中川 一彦(筑波大学)

〈工学〉
 視覚障害者のための高機能音声ワード・プロセッサーの開発                          数藤 康雄(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 聴覚障害者の情報伝達のための速記タイプライタシステムの開発                          手嶋 教之(国立身体障害者リハビリテーションセンター)


総合リハビリテーション研究大会’89テーマ:ともに生きる社会

基調講演
 北の大地・リハビリテーションの創造       横路 孝弘(北海道知事)
講演
 1.北海道のリハビリテーションの歩みと21世紀への期待-肢体不自由児者を中心として                          河邨文一郎(北海道心身障害者対策協議会長)
 2.北海道における障害児の早期発見・早期療育システムの形成について                          伊藤 則博(北海道教育大学)
 3.障害児の後期中等教育の展望         田中 俊也(北海道立特殊教育センター)
 4.障害者は、いま               大野 智也(国際障害者年日本推進協議会)
 5.日中リハビリテーションのかけ橋       稲垣 是成(国際障害者年日本推進協議会)
シンポジウム1 療育技法について考える  〈司会〉高松 鶴吉(北九州市総合療育センター)
                         御供  真(北海道手稲養護学校)
                         佐藤  剛(札幌医科大学衛生短期大学)
                         佐久間和子(北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター)
                         村井 正直(大滝わらしべ園)

研究発表
 第1分科会               〈司会〉佐々木鉄人(北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター)
  1.心身障害の早期発見-療育システムの構成  喜多 祐荘(道都大学)
  2.横浜市における在宅リハ・サービスの現状  赤井  潤(神奈川総合リハビリテーションセンター)
  3.VSAF(Vsry Special Art Festival)に参加して     -障害者文化とのふれ合いを考える     安藤  忠(大阪府立大学)
  4.身体障害者更生施設における援助者活用プログラムの展開     -「自立」に向けたボランティアとの援助  小川 喜道(神奈川総合リハビリテーションセンター七沢更生ホーム)
  5.新聞にみる障害者に対する社会の意識    藤田 稚子(立教大学)
  6.伊達市における精神薄弱者の地域ケアーの試み                          小林 繁市(北海道立太陽の園)

 第2分科会                〈司会〉福田 修(北海道大学医療技術短期大学部)
  1.自立生活技術トレーニングハウスの再検討     -Darrell Mc Daniel Independent Living Centerでのサービスを中心に                          谷口 明弘(障害者自立生活問題研究所)
  2.動作訓練の実際(心理リハビリテーションによる)                          吉崎 収二(札幌市立山の手養護学校)
  3.重度身体障害者更生援護施設における外出訓練の試み                          久保田勝彦(広島県立身鱗害者リハビリテーションセンター)
  4.小集団活動(陶芸活動)について      石川 弘尚(埼玉県障害者リハビリテーションセンター)
  5.ファシリテーションボールによるリハビリテーション-促進効果をもたらすポジショニングと運動環境                          谷口 順子(栃木県立富屋養護学校)
  6.重症心身障害児・者の骨折         河村 富次(旭川荘児童院)

講演4 車椅子からウィンク            小山内美智子(札幌いちご会)

シンポジウム2 重症心身障害者の人権と自立生活を考える                      〈司会〉岡田 喜篤(札幌あゆみの園)
                         江草 安彦(旭川荘)
                         近藤 弘子(おしま学園)
                         村田  稔(弁護士)
                         佐々木 淳(札幌市手をつなぐ会)


総合リハビリテーション研究大会’90 テーマ:福祉の原点を問い未来を予測する

報告
 九州のリハビリテーション            天児 民和(九州大学名誉教授)
講演
 1.生命・障害・死について           古川 泰龍(シュワイッァー寺)
 2.産業と医学とリハビリテーション       土屋健三郎(産業医科大学)
 3.リハビリテーション医療の原点と未来     津山 直一(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
鼎談 外国に学ぶ             〈司会〉保田井 進(西南女学院短期大学)
                         冨安 芳和(慶応義塾大学)
                         藤田 雅子(文教大学)

招聘講演
 わが国福祉の進むみち              橋本龍太郎(国会議員)

愉快徹底シンポジウム 10年先を読む(日本の障害者福祉-これからどうなる)                      〈司会〉浅野 史郎(厚生省)
                         下川 悦治(日本てんかん協会)
                         室崎 富恵(桑の木園)
                         田島 良昭(長崎能力開発センター)
                         蜂須賀研二(産業医科大学)
                         岡本奉求(福岡県脊髄損傷者連合会)

九州のリハビリテーション活動報告
 宮崎                      木村 千仞(市民の森リウマチセンター)
 鹿児島                     田中 信行(鹿児島大学)
 佐賀                      渡辺英夫・浅見豊子(佐賀医科大学)
 大分                      佐竹 孝之(別府整肢園)
 長崎                      穐山富太郎(長崎大学)
                         浜村明穂/川口幸義/中村泰友/山本/光野有次                          /太田篤志/木村勝志/小金丸敬仁/森俊介/村嶋幸四郎                          /小峰義尚/三輪俊治/長崎県育成会事務局/千住秀明

研究発表・実践報告
 A会場 「個人的対応」
  1 筋萎縮性側索硬化症患者のソーシャルワークサービスを通して                          竹下 博稚(産業医科大学)
  2 在宅ケアと訪問活動(生活支援センターの活動を振り返りながら)                          齊場三十四(熊本託麻台病院)
  3 精神分裂病者の社会復帰と「悲哀の仕事」  坂口 信貴(北九州市保健局)
  4 自閉的傾向のある成人のパニック状態の減弱をめざして                          鮎川 周一(大牟田ワークショッブセンター)
  5 年長者の学習活動と社会参加        梶本 隆幸(北九州市立年長者研修大学校)
  6 リハビリテーションにおける関係機関の連携について
   (大阪府における肢体不自由者関係機関連絡協議会8年の歩みより)
                         澤田 啓祐(大阪府身体障害者更生相談所)
  7 老人保健・医療・福祉施設の連携による在宅ケアの促進                          堀尾 愼彌(熊本託麻台病院)

 B会場「福祉、医療、保健のネットワーク形成」
  1 片マヒ障害者と社会復帰(10年をふりかえれば)                          大川義照/藤勝紀                          (福岡県身体障害者リハビリテーションセンター)
  2 重度身体障害者の自立生活とQuality Of Life                          谷口 明広(障害者自立生活問題研究所)
  3 脳性麻痺による肢体不自由者のサークル活動をめぐって                          岡田  浩(北埼玉福祉事務所)
  4 精神分裂者のリハビリテーション活動(当センター8年間の実践報告)                          大丸 幸(北九州市立デイケアセンター)
  5 駆足できる、ハイヒールを履ける義足    高浜逸郎/田北洋康(熊本工業大学)
  6 いわゆる社会的入院とは(長期入院患者の分析)                          綾田裕子/冨士正夫/口羽敦子(阪和泉北病院)
  7 神戸市における療育システムの検討(長田区丸山地区の施設再編成計画への考察)                          山田 茂治(神戸市児童相談所)

 C会場 「方法・技術論、その他」
  1 障害者とテクノエイド           有薗 秀昭(有薗製作所)
  2 「おもちゃ図書館」国際会議に参加して   比嘉 甚夫(おもちゃ図書館「ペンギン村」)
  3 おもちゃ図書館から地域へ         鈴木 訪子(おもちゃ図書館全国連絡会)
  4 陽ちゃんは躍った-脳性マヒ児のダンス体操-                          阿部るり子(青いりんごの園)
  6 高齢・身障者用モデルハウスの開発及び実証実験                          小田 博道(太陽の家)
  6 「ベリースペシャルアート」と「さをり」  安藤  忠(大阪府立大学)
                         城  英二(さをりひろば)
  7 「負の数を移項すると正の数の変わる如く」私たちの意識を移項すれば負は正に変わる
                         城 みさを(さをりひろば)


総合リハビリテーション研究大会’91 テーマ:変革期におけるリハビリテーションを問う-その現状と発展の方向

基調講演・対談
 福祉社会におけるリハビリテーション       正村 公宏(専修大学)
                         小川  孟(実行委員長)

シンポジウム1 リハビリテーション・マンパワーを考える                      〈座長〉寺山久美子(東京都立医療技術短期大学)
                         三ツ木任一(放送大学)
 リハビリテーション・マンバワーを考える     栃本一三郎(厚生省社会局)
 リハビリテーション・マンパワーを考える     知原阿稚子(兵庫障害者職業センター)
 福祉事務所・身体障害者更生相談所におけるリハビリテーション・マンパワーを考える                          仁科  章(長野県身体障害者リハビリテーションセンター)
 リハビリテーション・マンバワーを考える     鈴木 五郎(全国社会福祉協議会)
 作業療法士協会の立場から            長谷川 元(日本作業療法士協会)
 リハビリテーション・マンパワーを考える     滝野 勝昭(日本作業療法士協会)
 地域リハビリテーションの場でのマンパワーを考える                          小谷 節子(東京都足立区東部障害者福祉総合センター)

シンポジウム2 地域社会におけるリハビリテーションの到達点と課題                      〈座長〉澤村 誠志(兵庫県リハビリテーションセンター)
                         奥野 英子(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 地域社会におけるリハビリテーションの到達点と課題    -離島・辺地の現状と課題          浜村 明徳(国立療養所長崎病院)
 地域社会におけるリハビリテーションの到達点と課題    -地域の拠点とネットワーク         伊藤 利之(横浜市総合リハビリテーションセンター)
 地域社会におけるリハビリテーションの到達点と課題                          山本 和儀(大東市保健医療福祉センター)
 地域社会におけるリハビリテーションの到達点と課題    -障害者の地域社会における自立生活運動   忍  博次(北星学園大学)

私のリハビリテーション体験
 私が今考えていること              浦川 久代(徳島県精神薄弱者愛育会)
 視覚障害者としてのリハビリテーション経験から  吉泉 豊晴(労働省国際労働課)
 私のリハビリテーション体験           萩生田千津子(女優)

各分野からの最新報告
 成人脳性麻痺の二次障害-どこまで分かったか、どうすれば防げるか
                         安藤 徳彦(神奈川リハビリテーションセンター)
 職業準備訓練と職業講習             島崎 敏彦(障害者職業総合センター)
 肢体不自由養護学校における医療的ケアの動向と対策    -都立養護学校の実情と今後の課題      青柳 勝久(東京都立北養護学校)
 国際障害者スポーツの新展開           初山 泰弘(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 コミュニケーション機器の最近の動向       山内  繁(国立身体障害者リハビリテーションセンター)

海外レポート
 国際アビリンピックをめぐる新しい潮流      山下 廣(静岡労働基準局長)
 アジア・太平洋リハビリテーションワーカーネットワークの誕生    -日本障害者リハビリテーション協会の行う国際協力事業
                         丸山 一郎(日本障害者リハビリテーション協会)
 中国リハビリテーションセンターの技術協力    二瓶 隆一(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 韓国における障害者リハビリテーション福祉政策の最近の動向
                         徐  光倫(韓国障害者リハビリテーション協会)

分科会
 A-1 我が国の障害者に関する法制と対策の課題                      〈座長〉調 一興(東京コロニー)
 我が国の障害者に関する法制と対策の課題     八代 英太(参議院議員)
 身体障害者福祉法の当面の課題          松尾 武昌(厚生省社会局)
 我が国の障害者に関する法制と対策の課題     高藤  昭(法政大学)

 A-2 アクセスと国際シンボルマーク  〈座長〉初山 泰弘(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 障害者と国際シンボルマーク           野村  歓(日本大学)
 公共建物とアクセス               八藤後 猛(障害者職業センター)
 交通機関におけるシンボルマーク         秋山 哲男(東京都立大学)
 アクセスと国際シンボルマーク          寺山久美子(東京都立医療技術短期大学)
 国際シンボルマークの法的保護          中村 盛夫(弁理士)

 A-3 精神障害者の地域リハビリテーションの展望                      〈座長〉野津  真(東京都立中部総合精神保健センター)
 精神障害者の地域リハビリテーション-生活する場と働く場                          野中 由彦(東京都障害者職業センター)
 精神障害者と就労                成崎ひとみ(東京都立中部総合精神保健センター)
 やどかりの里の実践と今後の課題         谷中輝雄(やとかりの里)

 B-1 地域社会におけるリハビリテーション活動        -事例をとおして考える   〈座長〉竹内 孝仁(日本医科大学)
 地域リハビリテーション協議会活動と地域リハ計画 塙正 文(長野県身体障害者リハビリテーションセンター)
 板橋区におけるリハビリテーション活動    -異職種間の連携について          粟津原 昇(板橋区立おとしよリ保健福祉センター)
 保健・医療・福祉包括システムにおける老人保健施設併設    在宅介護支援センターの在宅ケア支援機能   山本 明芳(みつぎの苑)
 MR通園施設から地域療育センターへ-新しい役割と異職種連携                          中山 修(横浜市南部地域療育センター)

 B-2 リハビリテーションにおけるインフォームド・コンセントを考える                      〈座長〉森  秀子(東京都心身障害者福祉センター)
 作業療法とインフォームド・コンセント      澤  俊二(慶応義塾大学)
 幼児科におけるインフォームド・コンセントの実践についての報告                          森  秀子(東京都心身障害者福祉センター)
 リハビリテーションにおけるインフォームド・コンセントを考える                          木下 健治(弁護士)

 B-3 学校から社会への移行      〈座長〉小鴨 英夫(淑徳大学)
 精神薄弱養護学校高等部の現状と課題       関  陽郎(東京都立白鷺養護学校)
 学校から社会への移行-肢体不自由養護学校教育の現状と課題                          林  友三(東京都立府中養護学校)
 学校から社会への移行-育つ環境と働く環境の間のギャップ                          西村 晋二(障害者職業総合センター)
 学校から社会へ-受けとめる地域の立場から    山本多賀子(世田谷区立総合福祉センター)


総合リハビリテーション研究大会’92 テーマ:21世紀を展望する-既存の枠組みを越えた連携


基調講演 21世紀を展望する  ~Society For Al~
 1.スウェーデンの障害者政策の発展(1950年代~現在)                          Jan Wiberg(スウェーデン)
 2.北欧のノーマライゼーションと統合      北欧諸国及びEECにおける社会サービスのモデル                          John Moller(デンマーク)
 3.私の生活                  Mary Nielsen(デンマーク)

プレゼンテーション1 障害者問題を世界的規模で考える
 1.今日の世界事情と障害者
   -新たな障害者問題が発生する背景      丹羽  勇(元ILO本部)
 2.体験的フィランソロピー
   -日本がかわる・企業もかわる・あなたはかえられるか                          渡邊 一雄(三菱電機株式会社)

総合シンポジウム
 問題提起                    岡村 重夫(大阪市立大学名誉教授)
 1.社会動向と福祉政策             船曳 宏保(大阪府立大学)
 2.障害者問題の所在を探る           定藤 丈弘(大阪府立大学)
 3.地域福祉                  山本 和儀(大東市福祉保健部)
 4.新たな社会資源-領際を考える        村岡 正次(交野松下株式会社)

プレゼンテーション2 地域で進む福祉施策
                     〈座長〉張  知夫(大阪府立看護短期大学)
 1.すべての人の、住みよいまちづくり
   -福祉のまちづくり条例の制定を機に     草川 大造(大阪府福祉部)
 2.移動空間の拡大-リフト付路線バス      田辺  弘(大阪市交通局)

プレゼンテーション3 リハビリテーションの最新事情
 1.REIS’92について           末田  統(REIS’92実行委員長)
 2.INDEPENDENCE’92       尾崎由里子(AJUわだち作業所)
 3.リハビリテーション医療と工学との接点    澤村 誠志(兵庫県立リハビリテーションセンター)

分科会
 第1分科会 福祉施策の新たなる視点
  まとめ                〈座長〉船曳 宏保(大阪府立大学)
  産業動向と国民生活              木村 陽子(奈良女子大学)
  アメリカの法制と日本の法制          愼  英弘(大阪教育大学)
  精神薄弱者の人権擁護とケースマネージメントー
    -アメリカでの試みをもとに考える     山川 宗計(大阪府精神薄弱者育成会)
  企業の経営理念と就労機会の均等化       西鳴美那子(日本アイ・ビー・エム株式会社)

 第2分科会 福祉ニーズとその充足
  まとめ                〈座長〉定藤 丈弘(大阪府立大学)
  物理的障壁の除去               荒木兵一郎(関西大学)
  コミュニケーション障害の支援技術       奥  英久(岡山理科大学)
  就労ニーズに応える              知原阿雅子(日本障害者雇用促進協会)
  余暇活動-障害者とスポーツ・レクリエーション 藤原新一郎(大阪市身体障害者スポーツセンター)

 第3分科会 施策・システムの連携
  まとめ                〈座長〉山本 和儀(大東市福祉保健部)
  教育・福祉の連携               明見 幸治(大東市立大東中学校)
  びわ湖会議協議会               勝又 和夫(トーコロ情報処理センター)
  ボランティア「自助具の部屋」         小嶋 寿一(アクティバ琵琶館)
  自立生活運動の視座              牧ロ ー二(おおさか行動する障害者応援センター)

 第4分科会 領際を探る   まとめ                〈座長〉村岡 正次(交野松下株式会社)
  地域と共に・歩む企業めざして         高津 韶夫(大阪ガス株式会社)
  1%クラブがめざすもの            田代 正美(経団連社会貢献部)
  福祉活動の創設                吐山 継彦(関西マガジンセンター)
  企業家による障害者雇用の取り組み       山口 光一(大阪府中小企業家同友会)
 提言  各分科会座長


総合リハビリテーション研究大会’93 テーマ:リハビリテーション・サービスの質を問う

特別講演
 1.我が国における社会福祉改革の動向とリハビリテーション                          大橋 謙策(日本社会事業大学)
 2.リハビリテーション・サービスに期待するもの 一番ケ瀬康子(日本女子大学)
対談                       一番ケ瀬康子
                         寺山久美子(大会実行委員長)

私のリハビリテーション体験            山口 信雄(東京都精神障害者団体連合会)
                         田中みどり(会社員)
                         小西 玲子(主婦)

各分野からの最新報告
 学習障害                    牟田 悦子(横浜市立養護教育総合センター)
 IL0第159号条約批准による職業リハビリテーションの変化                          松井 亮輔(障害者職業総合センター)
 自閉症-最近の動向               清水 康夫(横浜市総合リハビリテーションセンター)
 最近の電動車いす                井上 剛伸(国立身体障害者リハビリテーションセンター)

国際リポート
 世界精神保健連盟1993年世界会議報告     浅井 邦彦(世界精神保健連盟1993年世界会議組織委員会)
 国連・アジア太平洋障害者の十年         丸山 一郎(日本障害者リハビリテーション協会)  ADA(障害を持つアメリカ国民法)の実施状況  都築 繁幸(筑波技術短期大学)
 イギリスのコミュニティケア法と障害高齢者    田畑 光美(日本女子大学)

分科会
 第一分科会 重度障害者-地域生活と働く生活の質を問う
  まとめ                〈座長〉伊藤 利之(横浜市総合リハビリテーションセンター)
                     〈座長〉池田  勗(障害者職業総合センター)
  重度の障害をもつ人の地域生活         日浦美智江(訪問の家「朋」)
  在宅障害者の生活環境支援の立場から      渡邊 慎一(横浜市総合リハビリテーションセンター)
  重度障害者の労働の意義と実践の実際      藤井 克徳(共同作業所全国連絡会)
  働く生活の立場から              野津  真(東京都立中部総合精神保健センタ)

 第二分科会 高齢障害者-地域ケアの質を問う
  まとめ                〈座長〉竹内 孝仁(日本医科大学)
  地域ケアの質を問う-医療の立場から      旭  俊臣(旭神経内科病院)
  地域ケアの質を問う-保健の立場から      足立 紀子(世田谷区衛生部)
  地域ケアの質を問う-福祉の立場から      橋本 泰子(弘済ケアセンター)
  地域ケアの質を問う-相談機関の立場から    国光登志子(板橋区立おとしより保健福祉センター)

 第三分科会 障害児-療育の質を問う
  まとめ                <座長〉三ツ木任一(放送大学)
  療育の質を問う-医師の立場から        児玉 和夫(心身障害児総合医療療育センター)   療育の質を問う-保育者の立場から       平山美枝子(渋谷区立心身障害者福祉センター)
  教育からみたリハビリテーション・サービスと当面する課題                          青柳 勝久(東京都立北養護学校)
  療育の質を問う-親の立場から         永島 弘子(全国したい不自由養護学校PTA連合会)

シンポジウム リハビリテーション・サービスの質を高めるために
                     〈座長〉小川  孟(津山みのり学園)
                         上田  敏(帝京大学)
                         調  一興(東京コロニー)
                         野村  歓(日本大学)
                         三浦  和(全国特殊教育推進連盟)
                         村田 信男(東京都立中部総合精神保健センター)

(6)第16回リハビリテーション世界会議の開催

 1988(昭和63)年9月5日から9日まで、東京の京王プラザホテルを会場として開かれた第16回リハビリテーション世界会議は、アジア地域においてわが国で初めて開催されたリハビリテーションに関する世界会議であった。本会議は、国際リハビリテーション協会、日本障害者リハビリテーション協会、日本障害者雇用促進協会の共催、総理府、外務省、労働省、文部省、厚生省、通商産業省、東京都、全国社会福祉協議会、日本小型自動車振興会の後援によるもので、メインテーマ「総合リハビリテーション-その現実的展開と将来展望」の下に、総合8、分科会30など学術プログラムを中心に、そのほか、特別分科会、ポスターセッション、映画祭、美術とパフォーマンス、展示など、多彩な行事を繰り広げた。


写真  開会式
第16回リハビリテーション世界会議開会式


 参加者は93か国から2,807名にのぼり、あたかも、「国連・障害者の10年」の折り返し点の時期にあたるだけに、広く世界の趨勢を把握するとともに、地域のニーズに即した現実的な成果を挙げる大きな契機になったと思われる。

会議参加者 国内 海外 合計
正式登録者 1,020 768* 1,788
同伴者 27 66 93
一日登録者 321 326
招待者・関係者 500 100 600
合計 1,868 939 2,807

         *開発途上国援助者を含む


絵  世界会議マーク
世界会議マーク

会議の準備

 リハビリテーション世界会議が、1929(昭和4)年、スイスのジュネーブでその第1回を開催して以来、以後ほとんどがヨーロッパ地域で開かれてきたことから、アジア・太平洋地域に属する国々からその地域での会議開催について強い期待が寄せられており、わが国でもまた、かねてよりその実現について努力を重ねてきた。
 このような努力が実を結び、1983(昭和58)年、ワシントンで開催された国際リハビリテーション協会年次総会において、第16回リハビリテーション世界会議を東京で開催することを決議したのである。これを受けて、日本国内では会議開催のため、組織づくりをはじめ諸般の準備を進めることになった。ついで、国際リハビリテーション協会と国内に設けられた組織委員会との間に、1985(昭和60)年、東京において会議運営の基本事項に関する取り決めがまとまり、調印の運びとなった。


写真  調印式
世界会議運営の調印式

 1987(昭和62)年8月28日には、この会議が、わが国の障害者リハビリテーションの向上に寄与するとともに、障害者リハビリテーションに関する国際的な相互理解と協力の推進を図る上で極めて意義のあることが認められ、この会議の開催に対して関係各省庁が必要な協力をする旨、閣議了解がなされた。
 1984(昭和59)年1月に運営準備のための組織委員会が発足して以来、八つの委員会が(募金財政、企画調整、アクセス、プログラム、宿泊登録会場、式典行事、広報、展示の各委員会)がおかれて、準備に当たったほか、事務局は、官民の諸機関から人的応援を受け、体制を調えた。応援をいただいた機関は次のとおりである。厚生省、労働省、国立身体障害者リハビリテーションセンター、国立職業リハビリテーションセンター、日本障害者雇用促進協会、東京都心身障害者福祉センター、全国社会福祉協議会、社会福祉・医療事業団、日本児童福祉給食会(順不同)。
 会議の準備と運営のための費用は約4億3千万円と見込まれたため、この財源には、参加登録料収入のほか、多額の寄付金、助成金を必要とした。このため募金活動を行い、後記の諸機関、団体から協力が得られた。ここに改めて深甚の謝意を表する次第である。

会議の概要

 会議全体のプログラムは次のとおりである。
 関連プログラムとして、ポスターセッション、特別分科会、リハビリテーション機器展示会、美術とパフォーマンス、映画祭、施設見学、が行われた。


写真  大江健三郎氏
大江健三郎氏による総会での講演

写真  ポスターセッション
世界会議でのポスターセッション

9月1日(木)         国際リハビリテーション協会役員会
9月2日(金)~3日(土)  国際リハビリテーション協会総会
9月4日(日)         国際リハビリテーション協会アジア太平洋地域委員会
                 国際リハビリテーション協会アジア太平洋地域委員会各小委員会

9月5日(月)

9:30 総会1 開会式
11:00 総会2 基調講演:総合リハビリテーション……その現実的展開と将来展望
  美術とパフォマンス 映画祭
14:00 分科会SA-1
各国の総合的障害者政策の発展……政策発展のダイナミックス
分科会SA-2
コミュニティ・べースド・リハビリテーション
分科会SA-3
自立生活のトータルコンセプト
分科会SA-4
リハビリテーション工学の新たな動向
分科会SA-5
らい……障害予防とリハビリテーション
ポスターセッション
 
16:00 分科会SB-1
法制
分科会SB-2
職員等の研修
分科会SB-3
重度重複障害児・者への総合的サービス
分科会SB-4
先端技術と義肢装具の進歩
分科会SB-5
東洋医学とリハビリテーシヨン
  展示
18:30 レセプション

9月6日(火)

9:00 総会3 総合リハビリテーション……地域のニーズに合わせた現実的展開 ポスターセッション 美術とパフォマンス 展示 映画祭
11:00 総会4 機会の平等化……障害者雇用
 
14:00 分科会SC-1
障害者の職業評価……革新的技法
分科会SC-2
技術革新と障害者雇用の新しい展開
分科会SC-3
社会保障制度へのリハビリテーションの統合
分科会SC-4
新しい情報工学……障害者によるマスコミヘのアクセスの改善
分科会SC-5
ニーズ別課題
乳幼児
 
16:00 分科会SD-1
経済的制約下の障害者の職業訓練と就職斡旋の新しい現実
分科会SD-2
適正な技術の創出と活用
分科会SD-3
ニーズ別課題
高齢者
分科会SD-4
社会統合のためのマスコミの利用
分科会SD-5
障害青年の教育のニーズ

9月7日(水)

特別分科会WS-1 ニーズ別課題:精神薄弱
特別分科会WS-2 第3回アジア理学療法学会
特別分科会WS-3 国際作業療法会議-アジア・太平洋地域を中心に-
特別分科会WS-4 障害児:生存と発達
特別分科会WS-5
レジャー・レクリエーション・スポーツ
特別分科会WS-8
RI医学委員会-能力と障害の評価
特別分科会WS-6 社会保障における障害給付 特別分科会WS-9 自立生活と介助サービス
特別分科会WS-7
リハビリテーション専門家・情報の国際交流
特別分科会WS-11
福祉機器の供給システム-車いすを中心に
美術とパフォーマンス
展示
映画祭
施設見学

9月8日(木)

9:00 総会5 将来への展望……その現実と可能性 ポスターセッション 美術とパフォマンス 映画祭 展示
11:00 総会6 新たな現実を生む技術
 
14:00 分科会SE-1
建築と交通機関のバリア・フリー・デザイン
分科会SE-2
ニーズ別課題
精神障害
分科会SE-3
態度の変容・・性と障害者
分科会SE-4
ニーズ別課題
視覚障害
分科会SE-5
障害予防技術と生命の倫理
 
16:00 分科会SF-1
スポーツ、レジヤー、レクリエーション
分科会SF-2
ニーズ別課題
アルコール、薬物依存
分科会SF-3
女性障害者…機会の平等化に関するレポート
分科会SE-4
ニーズ別課題
聴覚障害
分科会SF-5
社会リハビリテーション:北欧方式
18:30 日本の夕べ

9月9日(金)

9:00 総会7 21世紀への展望……西暦2000年のRI 美術とパフオマンス 展示
11:00 総会8 閉会式

 行事としては、レセプション、日本の夕べ、同伴者プログラムと観光がそれぞれ行われた。

資金援助団体、(順不同)


○補助金
国、東京都
○公益資金
日本小型自動車振興会

○経団連関係
東京銀行協会
全国地方銀行協会
生命保険協会
日本損害保険協会
日本建設業団体連合会
電気事業連合会
信託協会
東京証券取引所正会員協会
全国相互銀行協会
日本貿易会
日本鉄鋼連盟
日本ガス協会
日本電機工業会
日本自動車工業会
通信機械工業会
東京医薬品工業協会
大阪医薬品協会
三菱油化株式会社
ブリヂストン
株式会社ワコール
株式会社任天堂

○一般企業
原ヘルス工業株式会社
台糖ファイザー株式会社
住友製薬株式会社
東洋醸造株式会社
株式会社医学書院
日本IBM株式会社
マルホ株式会社
三共株式会社
酒井医療株式会社
協同医書出版社
株式会社松本医科器機
瑞穂医科工業株式会社
ジンマー・ユー・エス・エイ・ジャバン株式会社
エーザイ株式会社
株式会社東機貿
株式会社南江堂
オージー技研株式会社

○消費生活協同組合
全国労働者共済生活協同組合連合会
灘神戸生活協同組合
日本生活協同組合連合会
全国特定郵便局長生活協同組合
全国酒販生活協同組合
全国たばこ販売生活協同組合
日本塩業生活協同組合
全国町村職員生活協同組合
全国電機販売生活協同組合
池坊華道教授生活協同組合
生活協同組合全国都市職員災害共済会
警察職員生活協同組合
防衛庁職員生活協同組合
全国交通運輸産業労働者共済生活協同組合
日本教職員共済生活協同組合
全逓信労働者共済生活協同組合
電機通信産業労働者共済生活協同組合
埼玉県民共済生活協同組合
全日本自治体労働者共済生活協同組合
全日本水道労働者共済生活協同組合
全日本たばこ産業労働者共済生活協同組合
全林野労働者共済生活協同組合

○民間団体
三菱財団
富士記念財団
丸紅墓金
はあと記念財団
日本社会福祉弘済会
前川報恩会
キリン記念財団
新日本友の会
清水基金
ソロプチミスト日本財団
電気通信共済会
日本児童福祉給食会
国際ロータリークラブ
ロータリー財団

○マスコミ関係事業団
毎日新聞東京社会事業団
朝日新聞東京厚生文化事業団
読売光と愛の事業団
NHK厚生文化事業団
○障害者団体
日本身体障害者団体連合会
日本盲人会連合
日本精神薄弱者愛護協会
日本重症児福祉協会
日本肢体不自由児協会
全国心身障害児福祉財団
全国肢体不自由児施設運営協議会
全国身体障害者療護施設協議会
授産施設協議会
全国内部障害者更生施設協議会
全日本精神薄弱者育成会
東京小児療育園

○労働団体
中立労働組合連絡会議
日本労働組合総評議会
全日本金属産業労働組合協議会

第16回リハビリテーション世界会議テーマソング

  いつか

作詞 後藤禎忠(よしただ)
作曲 能智かおる     
歌  小園優了 酒井 靖 
(たんぽぽの家ボランティア)

画像  譜面
1.優しさ。忘れていたわけてはないけど
  心をメイク・アップしてたから
  いつも装ってた

  だけど君の笑顔に出会って
  君の汗が光るのを見たから
  装うのやめた

  いつか きっと
  この手を思いっきり伸ばして
  あしたをつかむため
  少しずつ今を重わよう

2.希望(のぞみ)、忘れていたわけではないけと
  心が恥じらっていたから
  いつも逃けていた

  だけど君のヒトミに出会って
  君の涙が光るのを見たから
  逃けるのをやめた

  いつか また
  この足で思いっきり走って
  夢に近つくため
  少しずつ今を重わよう

  いっか きっと
  この手を思いきり伸ばして
  あしたをつかむため
  少しずつ今を重ねよう

  いつか また
  この足で思いっきり走って
  夢に近つくため
  少しずつ今を重わよう


主題・副題:

30年のあゆみ
日本障害者リハビリテーション協会30年 戸山サンライズ10年

発行者:
財団法人日本障害者リハビリテーション協会
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL 03-5273-0601 FAX 03-5273-1523

頁数:99頁~114頁

発行年月:平成6年11月30日