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『機能障害のある学生のためのハンドブック』概要

ストックホルム大学学生課
1998年12月

前書き

各大学の機能障害のある学生の数は、近年かなり増えてきた。このような学生が大学レベルで学べるようになったのは、1970年代初頭であった。

機能障害のある学生はほとんどの場合、学科の教師陣やその他の職員から好意的でフレキシブルな対応を受けている。このハンドブックは機能障害のある学生が利用しやすい支援体制を築くことを目的としている。

ストックホルム大学における学び

大学で学ぶことは、高等学校での学びとはまったく違う。ある学科は週のうちの数回しかなく、残りの時間は自主学習に当てる。またグループワークやプロジェクトでの学習を要求することもある。学生達には大きな選択の自由が与えられるのであるが、これは学生自身が自分の学習成果に責任を持つことを意味するのである。

ストックホルム大学は機能障害のある学生を歓迎します。

この目標文は機能障害のある学生が自分の学習を遂行する、他の学生と同等の可能性を持つことを意味している。大学の役員会が採択した目的文書では学生達が特別支援を受ける権利があることや、性別、各人の背景、機能障害等に拘わらず、各グループ間の平等性を重視することを述べている。

ストックホルム大学への申請

当大学の入学に関しては、ほとんどの場合定員以上の申請がある。高等学校時代または大学教育に向けて知識を蓄えるべき時に、申請者の機能障害またはその他の身体的理由が勉学及び成績証明書にマイナスの影響を与えている学生は、「医療的理由による」個人的な留意を得られる特別枠に申請することができる。

ストックホルム大学の申請書には学生が医療的理由によって個人的留意を求める場合にチェックをする項がある。またその場合には、高等学校や国民高等学校等の成績や障害の状況が入学許可の判断基準を満たしていなければならない。

学課によっては、大変人気があるため、基準を満たしていたとしても競争になる場合がある。その場合決め手となるのは、成績証明書や大学入試の結果である。また各応募者の意欲も大きな意味を持つ。

医学的な理由による申請が通らなかった場合、一般の学生と同じ枠で申請することになる。その枠で入学が許可された場合も、医学的理由による枠で入学した学生と同じ支援を受ける権利を持っている。

入学が許可された場合、何をすることになるでしょうか?

障害者問題担当職員
ストックホルム大学では、学生課に機能障害のある学生のための担当職員がいる。

このハンドブック中に出ている住所、受付時間などを見て、まずそこで相談することになる。もし就学期間中に必要な支援があるならば、個人的な支援について前もって話し合うために障害者担当職員に連絡を取ることから始めなければならない。もし学生に読字障害がある場合は、録音図書、教科書を学科開始前に作成できるように予約しなければならない。

ハンディキャップサービスと機能障害のある学生は、その学生の日常生活に最も適した支援形態について話し合い、推奨される支援処置に関する証明書が発行される。

学生は、学科試験をどのような状態で受けるのが最も適しているのか示すのが好ましい。

助成金申請
学生は自分の学習に直接関わる支援の必要性を満たす、助成金を申請することができる。この助成金は例えば視覚障害者やディスレクシアの学生のために資料の読み上げを行う者、行動障害のある学生の個人的アシスタント等への支払いに使う。

彼らの自給に関しては障害者担当職員に質問をする。

受付時間
スタディーカウンセラーや教師や、その他の職員に連絡を取る場合には受付時間を確認することが重要である。もし学生が機能障害のためにその時間を守ることができないなら、自分が守れる時間をその職員に電話で伝えて予約することができる。

学科のコンタクトパーソン
各学課にはスタディーカウンセラーまたは学生の学習状況に関して支援をするための連絡を担当する職員がいる。

学期の始まりに、連絡を取って自己紹介をしておくことが望ましい。そうすれば支援が必要な時にどちらにとっても手続きが容易になる。

認められた支援策が記載された証明書を示しておくことも望ましい。それによってスタディーカウンセラーが準備を前もってしておくことができる。

教師との連絡
全学生にとってもっとも重要な職員は教師である。教師は授業の計画を立てたり、試験の場合に手助けを行うため、学生の支援の必要性を理解していなければならない。

教師は支援について配慮するために、証明書を要求することができる。ほとんどの教師は様々な支援体制に関し好意的であるが、もしある教師がそれに関して経験が少ない場合は学生が自分の状況について説明をすることが重要である。またそれを障害者担当職員に述べることもできる。

学生自身が行うこと

  1. 各教師に始めに自己紹介をし、どのような支援を必要としているか述べること。
  2. 教室で最も板書が見え、よく授業が聞こえる場所を見つけること。
  3. 必要な時に躊躇せずに助けを求めること。
  4. ノートを取ったりその他の手助けをクラスメートに頼んでみること。
  5. 学習状況において良い結果を出すために自分自身の責任を果たし、支援の体制を形成することは重要な特性である。

届出の必要性がない場合
学習状況において特に支援を必要としていない場合、または自治体の助成金によりすでに個人的な介助者がいる場合、特に大学の職員に連絡を取る必要はない。

ストックホルム大学において受けられる支援策

  • ノートを取る支援
  • 物理的な利用し易さ
  • 試験時間の延長/試験形態の選択。例えば筆記試験に代わる口頭試問、または自宅で試験を受けること。
  • 効果的な学習技術や、学習習慣計画のためのコース。
  • 介助者による参考文献の録音支援
  • 個人的介助者
  • 適した機器を備えた視聴覚室
  • 補講
  • 補助機器
  • 手話通訳

支援策について

  1. 機能障害のある学生と、学生課の障害者担当職員は各学生に適した支援策の必要性について話し合い、特別な証明書が発行される。
  2. 学生は支援や助成金を得る前に自分の機能障害について説明しなければならない。

ノートを取る支援
これは機能障害が原因で学生がノートを自分で取ることができない場合、授業中等にノートを介助者に取ってもらう支援を意味する。

物理的な利用し易さ
ストックホルム大学は保健省特別教育支援機関の調査により、スウェーデンで3番目に利用しやすい建造物と認定されている。機能障害のある学生達は健常者よりも狭い範囲で学業が進められるようになっている。

試験時間の延長/ 選択できる試験形態
機能障害のある学生は、必要に応じ試験官及びハンディキャップサービスとの協議の上、試験時間を延長したり、試験形態を選択したりできる。試験の形態について最終的に決定するのは試験官だが、障害者担当職員の推薦書も必要である。選択できる試験形態とは口頭試問、コンピューターによる試験等である。

家主
家主は場合によっては、同行して手助けを行うことができる。学生の通常の介助者が病気になったなど急な場合や、登録、昼食、トイレの同行介助から、送迎車の乗り降りの介助等も行う。

より効果的な学習のためのコース
大学での学習においては、自己学習が最も重要である。その方法は高等学校で体験してきたものとはかなり違う。おそらく彼らがこれまでに会得してきた方法とは異なることが学生を不安にさせることも考えられる。学生達は、このコースによって、学習の方法、(学習をしたことの)習得の方法、試験の方法等を学ぶ。

介助者による参考文献録音支援
この介助者による参考文献録音支援は学科の参考文献をテープに録音する支援を得ることを意味する。規則によると、学生は自分でこの介助者を見つけなければならない。大学には読み上げボランティア登録センターがある。

個人的介助
個人的介助とは、場所の移動の手助け、授業の間の手助け、そして日常生活の介助を意味する。またフィールドワークや研究業務において学生の機能障害が妨げとならないように注意をすることも含まれる。介助者はこの学生が障害のために不可能であることを全て介助する。

視聴覚室
ストックホルム大学の視聴覚室は3室ある。この部屋は予約が必要であり、個別試験および個人的な研究課題の際に利用する。

学生はサインをして、鍵を受け取り入室する。学習の間自分で鍵の管理をしなければならない。

学習時、または試験時に障害のある学生は前もってこの資料室を電話で予約することができる。

その場合は他の学生の試験とぶつかっていないかどうか、確認しなければならない。

資料室内の機器は継続的に更新されている。5機のコンピューターがあり、どの部屋にもインターネット接続機器がある。

視覚障害の学生用に、点字ディスプレイと点字キーボードがある。

補講および特別指導
機能障害のある学生は必要に応じて補講や特別指導を受けることができる。このサービスにかんしては、ハンディキャップサービスの職員、学課主任、または関連する科目学課のスタディーカウンセラーと話し合う。

手話通訳サービス
このサービスは聾者の学生及び重度の聴覚障害者の学生が受けることができ、手話通訳の特別課が担当する。手話通訳は必要に応じて選択した科目の申し込みと同時にハンディキャップサービスに申し込む。

補助機器
学生期間の個人的な補助機器に対して責任を負っているのはランスティング(landsting)(*)である。

*掲載者注:ランスティングは、スウェーデンの地方自治体の形態のひとつである。
「ランスティング (スウェーデン)」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そのため、自分の就学区域のランスティングと連絡を取ることが最も早道である。

これには地方自治体の支援、補助機器、その他学生が必要としている医療が関わってくる。 大学内では学生は資料室にある機器を利用できる。

テープレコーダーは教育用具センターとハンディキャップサービスにあり、無料で貸与している。

機能障害のある学生のための、支援形態

聴覚障害者及び聾者の学生
聴覚障害者及び聾者の学生はできれば新学期が始まる一期前に大学に手話通訳の必要性を申し込むことが望ましい。

幾つかの技術的な機器はランスティング及び耳鼻科を通して提供される。ほとんどの場合、機器は個々の症状に適用するようになっている。そのため早期に連絡を取ることが望まれる。

聴覚障害者及び聾者の学生に対する一般的な支援
聴覚障害者及び聾者の学生に対する支援は一通り用意されている。学生は必要な支援について機能障害のある学生の担当職員と話合うべきである。学生は担当職員と共に、推奨される支援についての証明書を作成し、必要に応じて教師及びその他の職員に提示する。

医療的理由による特別枠の入学申請、介助者によるノート筆記、講堂にある磁気誘導ループ、無料のコピー、録音及びノート筆記、学生健康管理センター、手話通訳者、文字電話等がその支援である。

試験
筆記試験に代わる口頭試問等の試験形態の選択は、往々にして試験を受けやすくしてくれる。

試験問題のテープやディスクへの録音を望む学生は前もって学課に申し出なければならない。

個人的な試験を望むならば、学課に前もって申し出て、視聴覚室を予約することができる。

視覚障害の学生
視覚障害の学生に対する支援は一通り用意されている。視覚障害の学生は複数の支援を組み合わせて利用することが一般的である。

学生は必要な支援について機能障害のある学生の担当職員と話合うべきである。学生は担当職員と共に、推奨される支援についての証明書を作成し、必要に応じて教師及びその他の職員に提示する。

もしキャンパスと家の送迎サービスを利用するなら、視覚障害の学生は他の学生に比べて多くこのサービスを利用する権利を持っている。一般的には出身の地方自治体は、学生が大学に入学し、週に何度授業に出席しなければならないかを記した証明書を要求する。録音図書、点字、ディスク等必要な媒体による文献については前もって計画を立ておくことが望ましい。学科の文献リストを手に入れるために、各学課のスタディーカウンセラーや事務員と連絡を取らなければならない。

  • 国立録音点字図書館(TPB)からのサービスを受けるためには、入学許可証及び学課からの証明書、それに絶対に必要な文献のリストを提示しなければならない。
  • 文献リストに掲載されている各科目の始まる期日を提示しなければならない。

学期始めに間に合うように、視覚センターと連絡を取り、大学の場所を把握することが望ましい。それによりよく授業が行われている教室や食堂その他を覚えておく方が良いからである。

授業
学生は視覚障害者専門のコンタクトパーソンに連絡を取り、点字機器やウィンドウズ95環境で学習をする方法を教わるのが望ましい。

視覚障害者の学生に対する一般的な支援
医療的理由による特別枠の入学申請、介助者によるノート筆記、点字対応のコンピューター、各学生の症状に応じた媒体の参考文献、介助者による参考文献録音サービス、スキャナー、健康管理センター、タクタイルの地図、スクリーンリーダー、補助機器等。

試験
筆記試験に代わる口頭試問等の試験形態の選択は、往々にして試験を受けやすくしてくれる。

テープやディスクに録音されている試験問題、または点訳された試験問題を希望する学生は、前もって学課に申し出なければならない。

個人的な試験を望むならば、学課に前もって申し出て、視聴覚室を予約することができる。

読み書き困難の学生
読み書き困難の学生に対する支援は一通り用意されている。読み書き困難の学生は複数の支援を組み合わせて利用することが一般的である。

学生は必要な支援について機能障害のある学生の担当職員と話合うべきである。学生は担当職員と共に、推奨される支援についての証明書を作成し、必要に応じて教師及びその他の職員に提示する。

読み書き困難は各個人によって症状が異なる障害であるため、支援形態も多岐に渡る。

適した形態の文献
読字障害の学生は障害者担当職員と学期が始まる前に話し合うことが望ましい。録音図書やディスクなど各自に適した媒体の文献について計画を立てることが望ましい。

TPBが録音を行う文献のリストに関して責任を負うのは各学生であるため、学生は文献リストを入手するために各学課の教師やスタディーカウンセラーと連絡を取らなければならない。

  1. TPBからのサービスを受けるためには、入学許可証及び学課からの証明書、それに絶対に必要な文献のリストを提示しなければならない。
  2. 文献リストに掲載されている各科目の始まる期日を提示しなければならない。

学期中に授業計画に変更があった場合はすぐにTPBにそれを伝えなければならない。

また学習に必要な補助機器がある視聴覚室の担当職員に連絡を取り、機器の実際の操作や訓練ソフト、文章構成ソフトについてレクチャーを受けることが望ましい。

読み書き困難の学生への一般的な支援
医療的理由による特別枠の入学申請、ノートを取る支援、資料室にあるコンピューターの使用、無料コピー(読み書き困難を補う目的のもの)、介助者による参考文献録音サービス、視聴覚室のスキャナー利用、健康管理センター、全コンピューターのスクリーンリーダー。

試験
筆記試験に代わる口頭試問等の試験形態の選択は、往々にして試験を受けやすくしてくれる。

テープやディスクに録音されている試験問題、または点訳された試験問題を希望する学生は、前もって学課に申し出なければならない。

個人的な試験と組み合わせた、試験時間延長が許可される場合もある。

個人的な試験を望むならば、学課に前もって申し出て、視聴覚室を予約することができる。

行動障害の学生
行動障害の症状は様々であり、多くの場合行動障害のある人々は他の機能障害もある。そのため学習を可能にするためには各々に適した解決方法が必要である。

車椅子を用いる学生は、自分の学課のあるキャンパスの地理を理解することが必要である。また障害物を避けられるようにしなければならない。

行動障害の学生は、必要な支援について障害者担当職員と学期が始まる前に話し合うことが望ましい。

また常に学習上の必要な支援について行動障害専門の担当職員と話し合い、最適な支援が受けられる可能性を得ることが重要である。

学生は担当職員と共に、推奨される支援についての証明書を作成し、必要に応じて教師及びその他の職員に提示する。

学生が行動障害の他、読字障害を負っているならば、録音図書やディスクまたはその他の媒体による各自に適した媒体の文献について計画を立てることが望ましい。

TPBが録音を行う文献のリストに関して責任を負うのは各学生であるため、学生は文献リストを入手するために各学課の職員やスタディーカウンセラーと連絡を取らなければならない。

行動障害を負う学生は視聴覚室利用のために専門のコンタクトパーソンと連絡を取ることが望ましい。コンピューター機器についてレクチャーを受けることができる。

行動障害を負う学生のための一般的な支援形態
医療的理由による特別枠の入学申請、ノートを取る支援、介助者による参考文献の録音支援、ノート筆記の支援、個人的な援助者、(ノートなどの)無料のコピーサービス。健康管理センター。

試験
個人的な試験を望むならば、学課に前もって申し出て、視聴覚室を予約することができる。

学課はそのための試験監視者を準備する。

テープやディスクに録音されている試験問題を希望する学生は、前もって学課に申し出なければならない。

個人的な試験と組み合わせた、試験時間延長が許可される場合もある。

筆記試験に代わる口頭試問等の試験形態の選択は、往々にして試験を受けやすくしてくれる。

失語症、アレルギー、喘息、糖尿病、癲癇、メニエル症候群、リューマチ、どもり等を負う学生
上記またはその他の機能障害を負う学生は下記のうち、いずれかの支援形態を必要としている。

学生が学期の始まる前に、どのような支援が学習の遂行を容易にしてくれるのか、確認しておくことが望ましい。教師や試験官が必ずしも各学生の症状に精通している訳ではないことを理解し、学科の始まりに自分で紹介をすることが望ましい。またどのような問題が学習において壁になるのかを説明することにより、教師がそれに留意をすることができる。

上記の機能障害を負う学生に対する一般的な支援形態
医療的理由による特別枠の入学申請、ノートを取る支援、視聴覚室にあるコンピューターの使用、介助者による参考文献の録音支援、視聴覚室にあるスキャナーの利用、無料コピー(支援者の取ったノート等)、健康管理センター。

試験
個人的な試験を望むならば、学課に前もって申し出て、視聴覚室を予約することができる。 学課はそのための試験監視者を準備する。

テープやディスクに録音されている試験問題を希望する学生は、前もって学課に申し出なければならない。

個人的な試験と組み合わせた、試験時間延長が許可される場合もある。

筆記試験に代わる口頭試問等の試験形態の選択は、往々にして試験を受けやすくしてくれる。

その他の学生サービス
住居

何らかの医療的な理由を持つ学生は、ストックホルムの学生住居センターに優先的に申し込むことができる。

中央スタディーカウンセリング
学生課には複数のスタディーカウンセラーが居て、個別の相談や、一般的な学習及び就職の相談に応じている。

卒業後の進路-いかに職を得るか
学生は就学期間中にすでに、その後の進路について計画を立てるのが望ましい。機能障害のある人々のための職業安定所もある。

ストックホルム大学の労働フォーラムキャリアセンターでは、学生と雇用者が直接会うことができる。また就職活動コースとして様々なプログラムに参加し、専門的な就職アドバイスを受けることができる。

大学生健康管理センター
大学生健康管理センターとは、大学生を対象とする医療サービス施設である。学生は必要に応じて連絡を取り、医療や精神状態に関するアドバイスを受けることができる。

就学資金
もし学生が、学業に支障をきたすような障害を負っており、特別審査を受けることができる。まずその学生に関して、誰がその機能障害の証明を出せるのか、学業期間にどのような問題が発生しているのかを障害者サービスに問い合わせる。このような問題を取り扱うのは中央学生支援委員会である。

学友会
ストックホルム大学の学友会(SUS)は学生達の利益のために働いている。

その中には特に機能障害を負う学生のための作業グループがあり、そのような学生の利益に配慮している。

国立録音点字図書館(TPB)
大学に入学した視覚障害、行動障害、読み書き困難を負う学生は、各自に適した媒体による教科書を借りることができる。学生は録音図書、ディスク図書、点字図書、拡大文字図書の中から必要な媒体の図書を選択できる。

どこに相談したらよいか?
大学における障害者問題に関しては、どのような場合でもまず障害者問題担当職員に相談をする。

受付時間
障害者問題担当職員の受付時間は月曜日、火曜日、木曜日の9時半から12時15分である。または自分にとって都合の良い時間を、電話によって予約することもできる。

重要な電話番号
労働フォーラムキャリアセンター、学友会の機能障害のある学生のための作業グループ、中央スタディーカウンセリング、健康管理センター等学生が必要としている電話番号のリスト。


原本の書誌情報

Studentbyrån, Stockholms Universitet. Handbok för Studenter med Funktionshinder. 1998.12, 61p.