ストックホルム大学における障害学生への支援
このコンテンツは、ストックホルム大学学生課が発行した、ストックホルム大学における障害学生への支援に関する次の2つのハンドブックの概要である。
10年前のハンドブックであるため、情報支援技術に関する記述など、内容的に古いところもあるが、障害学生への支援の基本的な考え方はこのハンドブックに集約されている。
- Studentbyran, Stockholms Universitet. Handbok for Studenter med Funktionshinder. 1998.12, 61p.
- Studentbyran, Stockholms Universitet. Om Studenter med Funktionshinder : Handleding for larare och ovrig personal. 2000.10, 44p.
目次
『機能障害のある学生のためのハンドブック』(Handbok for Studenter med Funktionshinder)(1998年)概要
(注)
スウェーデンの「機能障害」について
スウェーデンの障害者は、法制度上「機能障害者」(personer med funktionsnedsattning)と呼ばれ、 一般的にもこの名称が定着しつつある。LSSによると、機能障害者とは次のような人々を指し、 それぞれ3つの区分に分けて援助とサービスを提供している。
区分1:
発達遅滞者、自閉症または自閉症的症状を示す人々
区分2:
成人に達してからの外傷または身体的疾患に起因する脳障害により、重篤かつ恒久的な知的機能障害のある人々
区分3:
明らかに通常の高齢化にはよらない、他の恒久的な身体的または精神的機能障害のある人々。つまり、障害の程度が重く、日常の生活を送る上で著しい困難さが見られるため、広範な援助とサービスを必要とする人々。
河東田博,ボーレグレーン-松井芳子.“第5節 スウェーデン”.障害者の福祉サービスの利用の仕組みに係る国際比較に関する調査研究事業報告書.財団法人日本障害者リハビリテーション協会編.2009.3. (厚生労働省平成20年度障害者保健福祉推進事業)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/jiritsu-hikaku-h20/swedish.html#kou01(参照 2009-11-26)