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「障害者の権利条約」国連特別委員会議長草案に関する意見書

2006年2月8日

外務大臣
麻生 太郎 様
日本障害フォーラム(JDF)

代表  小川 榮一
(団体印略)

「障害者の権利条約」国連特別委員会議長草案に関する意見書


拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 

現在、国連において、「障害者の権利及び尊厳の推進、保護に関する包括的かつ総合的な国際条約」(以下、権利条約と略)の策定作業が進められております。特に日本政府が当初よりこの権利条約に大きな関心を持って条約策定過程に積極的に参画しておられることに敬意を表し、感謝しております。

 

御存知の通り今年の10月、国連での条約策定の議論の場である権利条約特別委員会の議長であるドン・マッケイ氏より標記の議長草案(Chairman’s Text, 7 October 2005/以下、議長草案)が提案されました。この議長草案は今後締結されるであろう条約の基礎となるきわめて重要なものであると認識しております。

私たち日本障害フォーラム(以下、JDFと略)は、これまで権利条約策定作業の過程において政府との協議を重ねており、また、第2回特別委員会より毎回、JDFの推薦者が日本政府代表団の顧問として参画するなど、NGOの立場から政府との連携を進めてまいりました。私たちは可能な限り政府と共通認識をもちながら貢献をしていきたいと考えております。

第7回の国連特別委員会に向けて、政府との意見交換会(1月11日)の内容に関連して一部修正と追加意見を加えましたので、改めて提出させていただきます。

各省庁において意見のとりまとめを進めておられていることと存じますが、JDFといたしましても、今回の議長草案の各条文に対して検討を進め、意見書としてまとめました。草案の前文および各条文につき、別添のとおり私どもの意見を提示させていただきますので、積極的にご検討下さるようお願い申し上げます。また、日本政府に置かれましては、今後の特別委員会において、私ども障害関係団体の考えを十分に汲み取っていただき、日本政府として意見を提起していただきたいと強く願っております。

敬具

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