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ロン・マッカラム名誉教授(オーストラリア名誉勲章(オフィサー)受章者)

RonMcCallumオーストラリアとニュージーランド両国において、全盲者として最初に大学教授に就任した。
シドニー大学の労働法を専門とする名誉教授であり、学部と大学院において労働法と訴訟について教鞭をとっている。同大学法学部で産業法(労働関係法)の教授を務めたのち、法学部長を5年間務めた。カナダと米国においても労働法を教えた経験がある。
2001年から2009年まで、オーストラリア労働法学会の初代会長を務め、国際労働法社会保障学会のアジア地域副会長を2006年から2009年まで務めた。その業績と専門性により、「フェアワーク法」に関する評価をオーストラリア政府のために行う賢人会議にも参加している。その報告は2012年5月に予定されている。
2003年から2011年まで、ニューサウスウェールズの活字が読めない人向けのラジオ放送の理事長を務め、2006年以降はヴィジョン・オーストラリア(視覚障害者のNPO)の理事と副理事長を務めている。
2008年11月に国連障害者の権利委員会にオーストラリアから選出され、2010年からは委員長である。国連人権高等弁務官事務所によって、条約機構委員会・委員長会合議長に指名されている。
2003年にセンテナリー勲章をオーストラリア政府から受け、2006年にオーストラリア名誉勲章(オフィサー)受章者となる。2011年には、平等な権利のための活躍、とりわけ障害者のための活動を評価され、「2011年の高齢オーストラリア人」に選出された。
妻はメリー・クロック教授であり、娘一人と息子二人がいる。趣味は、フルート演奏、読書、料理、瞑想である。