音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

  

第9回障害者権利条約締約国会議
サイドイベント

*一部紹介

デジタル社会は障害のある人のための持続可能な開発目標(SDGs)の達成にどのように貢献できるか?

2016年6月15日水曜日
午前8:00-9:30
国際連合本部
会議室11

主催:アメリカン大学障害と公共政策サイバー大学院(IDPP)
共催:AXSマップ、世界保健機関、日本財団、データ・ポップ・アライアンス、障害者インターナショナル及び国際障害同盟

概要:

第9回国連障害者権利条約締約国会議におけるこのサイドイベントでは、ソーシャルメディア、アプリを使用したクラウドソーシングによる情報及びその他の大規模なデジタル情報など新たな形態のエビデンスを、障害のある人のための持続可能な開発目標(SDGs)の実施にどのように役立てられるかを検討する。AXSマップ、AXSスクール及びビーマップなど、アクセシブルな公共施設やアクセシブルな学校に関する情報を収集することができ、したがってSDG目標4.a(障害のある人に配慮した学校)とSDG目標11.7(アクセシブルな公共スペース)の実施に貢献できるアプリのプロジェクト事例が紹介される。障害のある人の状況の改善とエンパワメントにおけるデジタル情報の可能性を探る研究論文が発表され、検討される。サイドイベントでは、このテーマに関するロードマップも示される。

プログラム及び講演者

  • SDGsと障害者権利条約(CRPD)の規定の実施におけるデジタル情報の役割-研究論文発表

    • 国連経済社会局社会政策開発室 障害者権利条約事務局 社会問題担当官 マリア・マーティンホ博士
  • 事例研究(各5分):

    • SDG目標4.a 及び11.7の監視のためのAXSマップ/AXSスクール
      AXSマップ作成者 ジェイソン・ダシルヴァ氏
    • ビーマップ:スマートフォンのアプリケーションとインターネットブラウザのウェブサイトで提供される革新的なアクセシビリティガイド
      株式会社ミライロ社長/日本財団 垣内俊哉氏
    • SDG目標10.2の監視のためのソーシャルメディアとコンピューターテキストの分析
      アメリカン大学国際関係学部IDPP准教授・責任者 デリック・L・コグバーン博士
    • リアルタイムデータの収集と利用への革新的な手法の適用
      ユニセフ・イノベーション パートナーシップ主任 スニタ・グロテ氏
    • 地域に根ざしたリハビリテーションアプリ:CRPD第26条の実施をどのように支援できるか
      世界保健機関顧問、一般開業医、ユニバーサル・ドクター設立者/CEO ジョルディ・セラノ博士
    • 紛争状況下の調査と義肢の使用に関する情報を通じた障害のある人のエンパワメント
      ハーバード大学ハーバード人道支援イニシアティブ 弱者のためのプログラム責任者、データ・ポップ・アライアンス共同設立者・共同代表 パトリック・ヴィンク博士
    • 障害のある人のためのSDGs達成に向けたデジタル情報の使用における倫理的課題
      障害者インターナショナル会長顧問 ドロディ・シャルマ氏
      国際障害同盟理事 アルント・ホルテ氏
    • 前進-ロードマップ
      データ・ポップ・アライアンス代表・共同設立者 エマニュエル・レトゥゼ氏

参考ウェブサイト:(IDPPのWEBサイト。本和訳の原典。本サイドイベントの録画あり(英語))
http://www.idppglobal.org/events/cosp9-side-event-disability-and-digital-societies

日本障害者リハビリテーション協会 仮訳

(DINFサイト内掲載の本和訳の英文): http://www.dinf.ne.jp/doc/english/world/201606COSP-9/20160615DDS.html

<コンセプト・ノート>
■コンセプト・ノート(和訳)  ■コンセプト・ノート(原文:英語)


アクセシブルなグローバルガバナンスの課題と機会:
国連プロセスへの障害のある人の参加促進

2016年6月16日木曜日
午後6:15-8:00
国際連合本部 会議室11

主催:アメリカン大学障害と公共政策サイバー大学院(IDPP)
共催:エクアドル政府代表部、日本財団、ワールド・エネイブルド、G3ICT、国際障害同盟、障害者インターナショナル

概要:

持続可能な開発のための2030アジェンダの採択に伴い、国連イニシアティブの歴史的な融合が進んでおり、今後10年間、これらのプロセスに障害特有の貢献を盛り込んでいくという、素晴らしい機会が切り開かれている。持続可能な開発目標(SDGs)及びハイレベル政治フォーラム(HLPF)に加えて、障害者権利条約(CRPD)、世界情報社会サミット(WSIS)+10アジェンダ、インターネット・ガバナンス・フォーラムの活動が進められており、これらはすべて、アクセシビリティ、インクルージョン、社会経済開発への情報通信技術の利用を進んで焦点にしようとしている。しかし、我々の最近の研究は、これらの国連プロセスへの障害のある人の「効果的な」参加を可能にするには、大きな問題、特にCRPDの域を超えた問題があることを示している。第9回国連障害者権利条約締約国会議におけるこのサイドイベントでは、国連会議、会合、イベント及びより広範なグローバルガバナンスプロセスへの障害のある人の参加の課題と機会に焦点を絞る。また、日本財団の後援を受けたIDPPによるグローバルガバナンスにおけるアクセシビリティ:障害のある人の不可視性に関する研究の第一段階の結果を明らかにし、障害コミュニティのためのインクルーシブなグローバルガバナンスを支援する、アクセシブルで障害インクルーシブな開発(DID)コラボラトリーのモデルを提示する。国、地域及び世界の多様で複雑なグローバルガバナンスプロセスへの障害のある人の参加促進という最終目標を掲げたこの政策コラボラトリーにより、能力構築と、締約国会議(COSP)、HLPF、ハビタットⅢ及びそれ以降のさまざまな国連プロセスへの効果的な参加が実現可能となる。

プログラム及び講演者:

  • 開会の辞(5分):

    • エクアドル政府代表部代表
  • モデレーター(5分):

    • G3ICT会長、日本財団特別顧問 ルイス・ガレゴス大使
  • 基調講演(15分):
    アクセシブルなグローバルガバナンスの課題と機会:ある国際研究の第1段階の結果と勧告の運用:

    • アメリカン大学国際関係学部IDPP准教授・責任者 デリック・L・コグバーン博士
  • レスポンス1(5分):

    • 政策参加の調整:国際障害同盟上級顧問 オルソリャ・バルサ博士
  • レスポンス2(5分):
    グローバルな障害政策への地域と世界の声の統合:

    • 障害者インターナショナル モハメッド・アリ・ルートフィ氏
  • レスポンス3(5分):
    グローバルガバナンスにおける知識ネットワーク:ハビタットⅢへの実のある障害インクルーシブな貢献の促進:

    • ワールド・エネイブルド創設者・代表(*訳者注:原文はExecutive Director。http://worldenabled.org/who-we-are/によるとPresidentの為、「代表」とした) ヴィクター・ピネダ博士
  • レスポンス4(5分):
    第3回国連防災世界会議における情報のアクセシブル化:

    • 支援技術開発機構副理事長、WSIS市民社会障害者コーカス前コーディネーター 河村宏氏
  • 視聴者との相互交流と質疑応答(30分):

    • アメリカン大学コミュニケーション学部准教授、 IDPP副責任者 フィリッポ・トレヴィサン博士
  • 閉会の辞及びレスポンス(5分):

    • G3ICT会長、日本財団特別顧問 ルイス・ガレゴス大使
      アメリカン大学国際関係学部IDPP准教授・責任者 デリック・L・コグバーン博士

参考ウェブサイト:
(IDPPのWEBサイト。本和訳の原典。本サイドイベントの録画あり(英語))
http://www.idppglobal.org/events/cosp9-side-event-accessible-global-governance

日本障害者リハビリテーション協会 仮訳

(DINFサイト内掲載の本和訳の英文):
http://www.dinf.ne.jp/doc/english/world/201606COSP-9/20160615AGG.html


その他のサイドイベントの情報についてはこちらから:
https://www.un.org/development/desa/disabilities/cosp9_side-events.html