[視覚障害者等による著作物の利用機会促進]マラケシュ条約締結にむけた国内法整備が進む

リハ協ブログ2018年4月10日より転載

外務省が今国会(第196回通常国会)に提出した※マラケシュ条約は、衆議院で全会一致で承認後、参議院での審議が始まっています。

外務省のホームページには、原文である英文の他、和文(公定訳)、説明書、概要がアップされていますので、ご参照ください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/ila/et/page25_001279.html

マラケシュ条約は、世界知的所有権機関(WIPO)が2013年6月モロッコのマラケシュにおいて採択し、2016年に発効しました。この条約は、著作権の権利制限規程を用いて各国で製作された視覚障害者等向けの点字図書、録音図書等を国境を越えて利用できる画期的なものです。

なお、マラケシュ条約の採択に合わせて必要となる著作権法の改訂案も衆議院で審議中です。

※正式名称:盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約

※略称:視覚障害者等による著作物の利用機会促進マラケシュ条約

(TN)

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