[障害者の情報アクセス]著作権法一部を改正する法案の審議

リハ協ブログ2018年4月17日より転載

著作権法の一部を改正する法案の審議が進んでいます。

著作権法の一部を改正する法律案・同付帯決議について、4月13日衆議院・文部科学委員会において、賛成多数で可決されました。改正の趣旨は、文部科学省のホームページによると以下の通りです。

「デジタル・ネットワーク技術の進展により、新たに生まれる様々な著作物の利用ニーズに的確に対応するため、著作権者の許諾を受ける必要がある行為の範囲を見直し、情報関連産業、教育、障害者、美術館等におけるアーカイブの利活用に係る著作物の利用をより円滑に行えるようにする。」

障害者の関連では、障害者の情報アクセス機会の充実に係る権利制限規定の整備として、マラケシュ条約の締結に向けて、現在視覚障害者等が対象となっている規定を見直し、肢体不自由等により書籍を持てない者のために録音図書の作成等を許諾なく行えるようにすることが盛り込まれています。

詳細は、文部科学省のホームページに「著作権法の一部を改正する法律案」としてアップされますので、ご参照ください。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/1401718.htm

(西澤)

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