[福祉機器]平成29年度障害者自立支援機器等開発促進事業開発成果報告集

リハ協ブログ2018年5月10日より転載

2018年3月に公益財団法人テクノエイド協会から、平成29年度障害者自立支援機器等開発促進事業開発成果報告集が発刊されました。

障害者自立支援機器等開発促進事業は、厚生労働省からの委託で公益財団法人テクノエイド協会が実施しています。この事業の大きな目的は、障害者自立支援機器は、マーケットが小さいために事業化や製品化が進まないことから、企業等が障害当事者と連携して開発する取組みに助成を行い、新たな企業の参入を促し、各企業が適切な価格で障害者が使いやすい機器を製品化し、普及を図るというものです。

採択された事業者には開発費用の2/3または1/2が助成されます。(企業の規模により異なる。)平成29年度には、16の事業者が採択されています。企業が15、社会福祉法人1となっています。

各事業者の開発状況がよくわかります。平成29年度中に販売に至った機器もあります。

このブログでも紹介してきましたが、今日、世界中がアクセシビリティに関心をもつようになっています。このような助成制度により、わが国で開発された障害者自立支援機器が、世界で販売されることを願うものです。

また、今後もこの事業は継続されるようですので、多くの企業がこのような助成金を活用されて、障害のある人びとに役立つ機器を開発してくださることを期待しております。

現状では、まだ、ウェブサイトには掲載されていないようですが、例年掲載されていますので、近いうちには掲載されるのではないでしょうか。

テクノエイド協会のウェブサイトは、下のとおりです。(寺島)

http://www.techno-aids.or.jp/

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