[日本]国交省がプレシニア、アクティブシニアに注目した「住宅改修ガイドライン」を公表

リハ協ブログ2019年4月22日より転載

2019年3月28日、国土交通省は、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を公表しました。

高齢者の多くが自宅での生活の継続を望み、退職後の期間も長期化しているが、住まいの断熱性やバリアフリーが十分でないことなどから、高齢になる前に自宅改修が有効であるのではないかとの考えから、国土交通省は、平成29年12月より「高齢者の住宅の設計・改修に関するガイドライン検討会」(座長:明治大学理工学部園田眞理子教授)を開催し検討を進めてきたとのことで、その検討会の検討結果を踏まえ、このガイドラインを策定したとのことです。

ガイドラインの名称は、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」で、改修を行う際に配慮すべきポイントを次の8項目に整理しています。

<ガイドラインの配慮項目>

(1)温熱環境
(2)外出のしやすさ
(3)トイレ・浴室の利用しやすさ
(4)日常生活空間の合理化
(5)主要動線上のバリアフリー
(6)設備の導入・更新
(7)光・音・匂い・湿度など
(8)余剰空間の活用

ガイドラインの特徴として、プレシニアとアクティブシニアを対象に早めの改修を推奨していること、プレシニア・アクティブシニアに加え、専門家や事業者、地方公共団体の活用も想定している点があります。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000202.html

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