[厚労省] 令和3年度予算概算要求を公表

令和2(2020)年9月30日、厚生労働省は、令和3年度厚生労働省予算概算要求を公表しました。一般会計の要求額は32兆9,895億円で令和2年度の予算額32兆9,861億円より34億円増加しています。ただし、新型コロナウイルス感染症への対応など緊要な経費については12月の予算案確定時までに別途要望するとしています。

「新型コロナウイルス感染症から国民のいのち・雇用・生活を守るために講じてきたこれまでの対策に加え、『新たな日常』を支える社会保障を構築するために必要な施策について、重点的な要求を行う。」としており、重点要求では「ウイズコロナ時代に対応した社会保障の構築」のために、①ウィズコロナ時代に対応した保健・医療・介護の構築、②ウィズ・ポストコロナ時代の雇用就業機会の確保、③「新たな日常」の下での生活支援を掲げています。

障害保健福祉部の予算の概算要求額は、2兆1,422億円+事項要求となっており、事項要求を除く部分は令和2年度と同額になっています。

主な要求額は、下のとおりです。
※括弧内は令和2年度予算額

■ 良質な障害福祉サービス、障害児支援の確保 1兆5,842億円(1兆5,842億円)
■ 地域生活支援事業等の拡充【一部新規】 517億円+事項要求(505億円)
■ 障害福祉サービス等提供体制の基盤整備 71億円+事項要求(68億円) ※臨時・特例の措置分除く。
■ 聴覚障害児への支援など障害児支援の推進【一部新規】 4.3億円(3.6億円)
■ 芸術文化活動の支援の推進【一部新規】 4.8億円(4.1億円)
■ 視覚障害者・聴覚障害者等への情報・意思疎通支援の推進【一部新規】8.1億円(3.7億円)
■ 精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築【一部新規】8.1億円(6.4億円)
■ 発達障害児・発達障害者の支援施策の推進【一部新規】6.4億円+事項要求(6.3億円)
■ 障害者に対する就労支援の推進【一部新規】 14億円+事項要求(14億円)
■ 依存症対策の推進【一部新規】 9.8億円+事項要求(9.3億円)
■ 感染防止に配慮した障害福祉サービス等提供体制の確保【一部新規】事項要求

 詳しくは、右のサイトをご覧ください。(寺島)https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/21syokan/

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