[国交省]新技術等を活用した駅ホームの視覚障害者の安全対策検討会を開催

令和2(2020)年10月9日、国土交通省は、第1回「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」を開催しました。

視覚障害者がホームから転落する事故を防ぐためにはホームドアの整備が有効であり、ホームドアの設置を引き続き推進していくものの、整備に多くの時間や費用を要することや、構造等の要因で整備が困難なホームもあることから、ITやセンシング技術等を積極的に活用してホームドアに依らない転落防止対策を検討するために同検討会が設置されました。

主な検討内容は、視覚障害者によるホーム転落の実態把握と原因分析、視覚障害者がホーム端に接近した場合に、センサーやカメラでこれを検知し、危険であることを知らせる方策、駅係員やスマホの音声等により視覚障害者を適切に案内・誘導するための方策(誘導ブロックの適切な設置方法を含む)等となっています。

検討会メンバーは、視覚障害者団体・支援団体、学識経験者、鉄道事業者、国土交通省で構成されています。

第1回検討会では、事務局からの検討会の趣旨、検討事項等についての説明の後、成蹊大学大倉名誉教授による講演、その後意見交換が行われました。

今後、月1回程度開催し、令和2年度中に検討結果をとりまとめる予定とのことです。

詳しくは右のサイトをご覧ください。(寺島) https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr7_000032.html

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