[国交省] 共生社会におけるトイレの環境整備に関する調査研究検討会開催

令和2 (2020)年10 月9 日、国土交通省は、第1回「共生社会におけるトイレの環境整備に関する調査研究検討会」を開催しました。

国土交通省は、平成23年度に「多様な利用者に配慮したトイレの整備方策に関する調査研究」を実施し、各種ガイドラインの改正によるトイレの機能分散の推進やトイレの利用マナー啓発等により、多機能トイレの利用集中を解消するための取組等を推進してきました。また、令和2年5月に成立したバリアフリー法の改正により、国、地方公共団体、国民、施設設置管理者等の責務等として障害者用トイレ等の高齢者障害者等用施設等の適正な利用の推進が追加され、令和3年4月に施行される予定です。

本検討会では、特に平成23年度調査以降のトイレの整備状況や利用状況に関する実態把握を行い、多様な利用者に配慮したトイレ整備のあり方や適正な利用の推進に関する今後の取組方針について検討を行うこととしています。

第1回検討会では、①これまでの経緯と検討の方向性について、②整備状況の取りまとめ結果及び利用状況調査の結果について、③グループインタビューの実施方針について、④報告書骨子(案)について議論されました。すでに、報告書骨子案まで提出された点は注目されます。

今後、令和2(2020)年10月〜11月頃に好事例等のヒアリング、現地調査、グループインタビューを実施した後、令和2(2020)年12月10日に第2回検討会を開催し、これまでの調査結果全般の報告と報告書案に関する審議が行われ、令和3年1月中旬を目処に報告書の最終取りまとめがなされる予定です。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000239.html

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