[埼玉県] ケアラーがコロナで入院した場合に要介護者を支援する施設を開設

令和2(2020)年9月30日、埼玉県は、ケアラー(家族介護者等)が新型コロナウイルスに感染して入院等した場合に、要介護者(高齢者・障害児者)が安心して生活できる場所を確保するための受入施設を県内の特別養護老人ホームや障害者施設に開設すると発表しました。

対象となるのは、ケアラー(家族介護者等)が新型コロナウイルスに感染して入院し、在宅などで介護が困難になった要介護者(高齢者・障害児者)で、PCR検査を受けて陰性となった人です。

一般社団法人埼玉県老人福祉施設協議会及び埼玉県発達障害福祉協会などの協力のもと、周辺施設から応援職員の派遣を受けて要介護者のケアに当たるとのことです。

高齢者については、特別養護老人ホームの敷地内に応急仮設住宅を設置して5か所20人分を確保したとのことです。設置施設は、特別養護老人ホームかがやき(深谷市5人)、ケアセンター岩槻名栗園(さいたま市岩槻区4人)、特別養護老人ホームむさしの園わかば(狭山市4人)、特別養護老人ホームまきば園(行田市4人))、高齢者総合福祉施設しいの木の郷(三郷市3人)です。

また、障害児者については、既存の建物を利用して2か所8人分を確保したとのことです。設置施設は、愛弘園(東松山市4人)、嵐山郷(県社会福祉事業団・嵐山町4人)です。

なお、埼玉県は、全国初の「埼玉県ケアラー支援条例」を令和2年3月31日に公布・施行し、高齢、身体上、精神上の障害又は疾病等により援助を必要とする親族、友人その他の身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活上の世話その他の援助を行っている人をケアラーと定義して、その支援に取り組んでいます。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2020/0930-07.html

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