[米国]アムトラックが鉄道駅のアクセシビリティ改善に合意

2020年12月2日、司法省(Justice Department)は、米国の鉄道会社大手のアムトラック(Amtrak)と鉄道駅のアクセシビリティ改善についての合意に達したと発表しました。

アムトラックは、「障害のあるアメリカ人法(Americans with Disabilities Act::ADA)制定から20年後(2010年7月26日)までに鉄道駅をアクセシブルにする義務があったのですが、それを守っていないために法務省がこれまで改善を求めてきました。今回の合意により、アムトラックは都市間鉄道駅をアクセシブルに改善していくことを約束しました。今後10年間で、少なくとも135の駅をアクセシブルに設計し直し、そのうちの90の駅の改修を完了し、また、少なくとも45の駅の改修にとりかかるとのことです。さらに、スタッフの訓練等も実施します。

また、和解金として225万ドルを支払い、それをもとに基金を設立し、利用に大きな問題があった78駅を利用した、または、利用しようとした移動障害者が請求した場合に補償金を支払います。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.justice.gov/opa/pr/justice-department-settles-amtrak-resolve-disability-discrimination-across-its-intercity-rail

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