令和4(2022)年6月24日、厚生労働省は、令和3年度のハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表しました。
とりまとめのポイントは以下のとおりです。
〇新規求職申込件数・就職件数 新規求職申込件数は223,985件(対前年度比5.7%増)と、コロナ禍以前の水準を上回った。 就職件数は96,180件で、前年度(89,840件)と比べ7.1%増と、新規求職申込件数の伸びを上回ったものの、前々年度の令和元年度(103,163件)と比べると6.8%の減となった。 〇就職率(就職件数/新規求職申込件数) 就職率は42.9%で、対前年度差0.5ポイント増となった。 |
就職件数(件) | 対前年度差(比) | 就職率(%)(対前年度差) | |
身体障害者 | 20,829 | 804件増(4.0%増) | 35.9(1.2ポイント増) |
知的障害者 | 19,957 | 156件増(0.8%増) | 57.6(0.1ポイント減) |
精神障害者 | 45,885 | 5,261件増(13.0%増) | 42.4(0.2ポイント減) |
その他の障害者 | 9,509 | 119件増(1.3%増) | 41.3(3.1ポイント増) |
合 計 | 96,180 | 6,340件増(7.1%増) | 42.9(0.5ポイント増) |
〇就職件数の増加要因 主に精神障害者の求職活動が活発化し、新規求職申込件数が増加するとともに、障害者の就職先として比較的高い割合を占める次の業種を中心に多くの産業で求人数が増加したことによるものと考えられる。 ・「医療,福祉」(求人9.4%増、就職4.3%増) ・「製造業」(求人19.8%増、就職18.5%増) ・「サービス業」(求人16.9%増、就職13.2%増) 〇解雇者数(ハローワークに届出のあったもの) 障害者の解雇者数は1,656人で、前年度(2,191人)と令和元年度(2,074人)を下回り、落ち着きをみせている。 |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26200.html