[インド]民間航空に関する規則に障害者搭乗拒否禁止条項を追加

2022年7月21日、民間航空総局(Directorate General of Civil Aviation : DGCA)は、民間航空に関する規則を改正し、航空会社は障害のある旅行者の搭乗を拒否できないとする条文を追加しました。

改正された規則は、「民間航空要件セクション3シリーズMパートI」の「航空運送 - 障害のある人と移動困難のある人」で、同規則に「4.1.35条」を追加しました。

同条の内容は次のようになっています。

「航空会社は、障害および/または移動困難を理由として、いかなる人物の運送も拒否してはならない。ただし、その乗客の健康が飛行中に悪化する可能性があると航空会社が認めた場合、当該乗客は、飛行が可能かどうかについて医学的な状態を明らかにするために医師による直接の検査を受けなければならない。医学的所見を得た後、航空会社は適切な決定を下すものとする。航空会社が運送を拒否した場合は、その理由を直ちに書面で乗客に通知するものとする。」

その措置の背景には、2022年5月にランチ空港で、インディゴ航空が、車いすの少年の搭乗を拒否したためにネット上で多くの批判を浴びたことから、DGCAが調査し、同航空に対し5万ルピーの罰金を科したという事件がありました。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.dgca.gov.in/digigov-portal/Upload?flag=iframeAttachView&attachId=151397693

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